調子より信頼度

こどもの日ですね。仕方ないこととは言え、この仕事をしていると子供の相手をしてやれないことが残念です。
また、このゴールデンウイークの時期は、子供の頃から野球の調子が良くて、いい思い出がたくさんあります。しかし、今年は離脱してしまいせっかくのいい時期に投げられないことが悔しいですが、前向きに今できることに集中していきたいと思います。
それでは、今日は以前に頂いていた質問に答えます。毎度のことですが、あくまでも私の個人的な見解であることを前置きしておきます。
(Q)投手は登板する前にその日の調子の良し悪しが分からないものなのか?
分かるのならその日の調子によってストッパーを変えたりすることができないのか?
(A)その日の調子はブルペンでの投球時にある程度判断できます。
しかし、ここで強調しておきたいのが、ブルペンでの調子がそのまま試合での結果に反映される訳ではないということです。
ボールが行っていなくても、打者を抑えられることもありますし、いいボールを投げたとしても、ヒットされてしまうことはあります。
もちろん長期的には、体調やフォームをいい状態に保っておく努力は必要ですが、特に短いイニングを投げるリリーフ投手の場合、登板前のブルペンの良し悪しはあまり関係ないので、それに一喜一憂する投手はいません。その証拠として、ある程度経験を積んだ投手の中で、ブルペンで調子が悪いからといって慌ててたくさんの球数を投げたりする投手はほとんどいません。どんな調子であろうと、それぞれブルペンで肩を作る段階で決まった手順(ルーティン)をいつも通りにこなしてブルペンを出ていきます。
従って、その日の調子はブルペンの段階で判断できますが、それによって登板の有無や順番を変える必要はないと思います。
長い時間を掛けてチームの信頼を勝ち取った投手が、勝ち試合の終盤などの大事な場面を任されます。そこで投げるのは言わば、例え打たれることがあっても周りが納得できる投手達です。
逆に、ブルペンで調子が良かったからといって、いつもと違う投手にストッパーを任せて、万が一打たれて負けることがあれば、チームはそれこそ精神的に大きなダメージを負うことになるでしょう。
ブルペンでの投球で見極める必要があるのは、体調の悪さや怪我による不調です。そういった場合は、本人が認めなくても周りがストップをかける必要があります。
ブルペンでの調子の良し悪しが登板の有無や順番をきめる材料とならない理由が何となくお分かり頂けたでしょうか?

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コメント(4)

広池さんの早い復帰を望んでいます。

ブログいつも読ませてもらってます。
他の選手のブログとはひと味違って職業野球選手としての営みが伝わってくる貴重なサイトだと思います。一つ一つの文章が良く言葉を選んであり、読む人への思いやりを感じます。
プロ野球観戦の視点が増えていくような気がして楽しく読ませてもらってます。

ところで、質問を一つ。
私たちファンとしては、球場で応援するときにはメガホンでありったけの声を出してカープの選手を応援しているわけですが、一方で相手チームの選手には無責任になじったりしています。中には自軍の選手に対してもえげつない叱責をしている人もいます。
グランドにいる選手の皆さんはもう慣れっこかもしれませんが、そういう「ヤジ」の類は耳に入るものなんでしょうか?また聞こえているとすればどんなヤジが“イヤ”(あるいは“うれしい”)ですか?
相手チームファンからのものやカープファンからのものや、いろいろあるとは思いますが・・・
(もし以前に似たようなコメントがありましたらごめんなさい)

新宿カープおやじ&母 : 2009年5月 5日 22:24

広池さん、お疲れ様です。

こどもの日、鯉の日、カープの日ですね。
GWにお子さん達と遊んであげられないのは寂しいですね。
でもその分、オフにたっぷりしてあげて下さいね。

毎年、この時期に調子がいいのは、広池さんが鯉人な証拠ですね。

今日もとてもためになるお話をありがとうございます。

神宮のブルペン前でいつも、観させてもらっていると、
リリーフの方々はいつもどんな試合展開になろうとも、
ただ冷静に黙々とルーティンをこなして準備をしていらっしゃいますよね。
時にはその張りつめた緊張感に圧倒される時もあって、
応援にも、よりいっそう力が入ります。

長い時間を掛けて勝ち得た信頼、そうです。揺るぎない絶対的なものです。
そして、その重責をまっとうするための日々の努力…プレッシャー…
僕らには想像もつかない計り知れないものです。
どんな事になろうとも、その投手をただ信じて、心中です。
ベンチは投手交代のタイミングや継投を、
いつも気を使っているんだろうなといつも感じています。
時にとやかく言われる監督の采配には、いろんな事情、要素があるんですよね。
まして、僕らは応援する身、信頼する選手がたとえ打たれたり、打てなくても、
ただ信じて応援、声援を送るのみ、それが真のファンの使命、
僕と母はいつもそう思いながら応援しています。

広池さんがブルペンに戻って来る日を心待ちにしています。
焦らず、じっくり、頑張って行きましょう!!!

がんばれ!僕らの28便!!!

おおとんび! : 2009年5月 5日 20:12

こんばんは!
コメントを読みまして、改めまして、子供たちと野球観戦、キャッチボールにと、共に過ごせる時間がありますことに感謝です。
また同時に、ユニフォームをまとったお父さんに、スタンドから、大きな声をかけられる子供さんの姿が、幾度となく見られますよう願っております。

「信頼度」。
この一言からも、野球は、決して、一人で出来るものなどではなく、チームワークを生み出す、人とのつながりの中で、作り上げられて行くものであることを、痛感いたしております。
むしろ、その日の調子を作り上げるよりも、難しいものでありますことは、容易に推察できます。

とは言え、その信頼を得るためには、常にその「存在」を意識して取り組むべきものかもしれません。
ゴールデンウィークの持ち味であるところの「良さ」が、回復への後押しとなりますこと祈っております。
また、少しでも多くの時間を、子供さんと過ごせますように。
では。

小早川鷹景 : 2009年5月 5日 19:29

何度も繰り返し読ませて頂きました。

考えてみれば調子が良くても悪くても役割をきちんと果たすのがプロですよね。
どうしても勝ち試合で負けてしまったりすると、ファンとしては打たれた投手に対して不満が出てしまいますが、

「長い時間を掛けてチームの信頼を勝ち取った投手」

この言葉で少しモヤモヤが晴れました。


今日はカープ勝ちました♪先発も中継ぎも抑えもみんなバシッと決めてくれて本当にカッコよかったです。
でも最近は中継ぎを酷使してるようにも見えます。
広池さんの復帰の日を待ち望んでいます。
絶対に完全復活してマウンドに戻ってきて下さいね!

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