謝るか謝らないか

今日は、昨日頂いた質問にお答えします。
今回は、かなり難しい質問です。あくまでも私の意見であることを前置きした上でお答えします。
(Q)デッドボールを与えた投手は打者に謝るべきか?プロ野球の場合、危険球でない限り、謝ってはいけないという不文律みたいなものがあるのか?
(A)難しいですね・・。マツダスタジアムで行われた先日の横浜戦を観ての質問ですね。
まず、はっきりしていることは、謝ってはいけないという不文律は存在しないということです。しかし、中には、「謝ること=弱気」捉えている監督やコーチもいるので、その辺は投手は敏感に感じとって行動していかねばなりません。
しかし、たいていは謝るか謝らないかの判断は投手に任されています。
打者がデッドボールを受けて怒るのには必ず理由があります。
まず、頭付近など大怪我に繋がる可能性の高い危険な場所にボールが当たった場合。この場合、実際に当たらなかったとしても怒る時がありますね。これは、打者の立場からすれば怒るのも当然です。
次に、実際に当たったところが危険性の低い場所であっても、何らかの伏線がある場合。伏線とは、その試合2つ目のデッドボールであったり、以前に何度も当てられた相手から再度喰らったデッドボールであったり、散々危険なボールが続いた上で当たったデッドボールであったり色々なケースが考えられます。
こういった伏線が隠されている場合は、たまたまその場面だけを目撃した人からすれば、
「何であんなに怒っているんだ!?」
ということになります。この質問のきっかけとなった先日の横浜戦の場面も伏線がありました。当てられた打者からすれば、
「またか!!」
という感情が抑えられずに投手に歩み寄ったように見えました。これは、責められません。一方で当てた投手からすれば、
「俺が当てたのはこれが初めてだ。さほど危険な場所じゃないし、謝る必要はない!」
といった感じで睨み返したのでしょう。
これ以外にも、謝るか謝らないかを決める要素として、自分より年上か年下かがあります。高校野球ほどではありませんがプロの世界にも年齢による上下関係は存在します。試合が始まったらそんなことは気にしていませんが、いざという場面になると反射的に年齢で判断してしまう部分があるのもまた事実でしょう。
いろいろと書きましたが、個人的には「謝ること=弱気」という理論は成り立たないと考えています。非常に危険なところに投げてしまって、打者が痛みを堪えているような場面では、帽子を取って謝るのが当然であると思います。
しかし、当てたら何が何でも謝るべきと言っている訳ではありません。投手からしても譲れない部分はあります。例え当てられた打者が熱くなっていても、一緒になって熱くならず冷静に判断して立ち振る舞う。そんな姿勢が投手には要求されるように思います。

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コメント(5)

新宿カープおやじ&母 : 2009年4月24日 05:36

広池さん、お疲れ様です。

デッドボールのお話、大変ためになりました。
いつも思うんですが、わざとかそうでないかは観ていてだいたい分かります。
指に引っかからなかったりして抜けたりしてそれが当たったり、顔元に行く場合もあるし、
キャッチャーとの配球でインサイドを執拗に攻めるバッテリーもいますよね。
けど、わざとぶつけた場面は、事、最近のカープ戦においては、あまり記憶にないです。

打者がムキになって怒り、何か文句を言うより、
黙って無表情でバットを捨て塁に行かれる方がむしろ恐いし、
無言の怒りのアピールにもなるのでは思うのですが。
先日の阪神戦の栗原さんの紳士的な応対には感動しました。

僕も「謝ること=弱気」にはならないと思います。勝負の世界ですから。
謝る場合は、その投手の気持ちであったり、礼儀だと思います。
でも、その殆どがわざとではないんだし、譲れない部分ありますよね。
深く踏み込んでいる打者もいるし、
ホント、ケースバイケースなんだと思います。

個人的には、デッドボールで熱くなって向きになっている打者や乱闘は
あまり観たくないのが、正直な気持ちです。

よく抜け球が多く、制球が悪くて、デッドボールを何度も出し、
さらにボールが顔元に来て、そのうち危険なデッドボールを
またやらかしそうな危ない投手がいますけど、あまりに多い場合は
基準を設けて退場をさせるなり、何か対策があってもいいのではと思う時もあります。

デッドボール…打者と投手、強い気持ちが互いにぶつかり合う真剣勝負で起こる
問題だけに、とても難しいですよね。

ここのところ、連日の更新ですね。ありがとうございます。
今日も頑張って行きましょう!!!

がんばれ!僕らの28便!!!

もし、前にこんな質問があったとしたらごめんなさい。
パリーグとセリーグの違いとしてDH制というのがあります。
もちろん見てるファンの立場からすれば、投手の方でもカープでは
広池選手、前田健選手、ルイス選手のようにバッティングにも期待の
もてる技術のある選手が打席に立つのを見ている分には楽しいです。しかし、ケースによって、例えば2OUTで投手に回った場合など
ただ三回振って帰る選手もいます。そのようなプレイを見るとやはりなんだかな~と思ってしまいます。もちろん怪我したくないとか、
次一番なのであえて切るっていうのはわかるのですが、ただ凡退するのにも、1球でいいから多く投げさせてやろうとか、色々あるんじゃないのかな~とか思ってしまいます。かといって、DH制も打撃だけは負けないという選手が活躍できるので面白いから別に否定するわけではないんですが…。でも、DHがあるなら逆の守備だけ、守備固めではなく、9回フルに守備だけで守備位置変更は可能みたいなのもあってもいいんじゃないかな~と、守備固めででてくる選手の華麗なプレイを見ると、たまに思います。
DH制と投手が打席に立つことについて、広池選手はどう思いますか?
ついでに僕が考えた9回フル守備のことについても何か思うことが
あれば教えてくれると嬉しいです。

聖母カンファレンス : 2009年4月23日 22:24

うわぁ、難しい質問にお答えしてくださって、本当にありがとうございます。
ものすごく勉強になりました〜。
やっぱり野球というスポーツは、デッドボールひとつとっても
瞬間瞬間にさまざまな想い、かけひきが交錯している。
上下関係、コーチの評価、当てられたバッターの「痛み」への同情、、、、
これでまた、野球を見る目がかわりそうです。
まさしく魂のガチンコ勝負ですね。
広池投手にもますます頑張ってもらわなきゃ(笑)。

本当にありがとうございました。

はじめまして。
僕らが知りたいような内容のブログなので興味深く拝見しております。

広池さんに関しては、いろいろと強い印象があります。

何年か前の阪神戦で、1塁ランナーの広池さんが
盗塁したとき(しかもヘッドスライディング)が強く印象に残っています。
あの瞬間は感動して涙が出そうでした。
次の回に点を取られちゃいましたけど
広池さんを責めることはできませんでした。

また、「今日はブルペンデー」とかの日に先発して
いい内容だけど4回で交代・・・とかありましたよね。

僕の大好きな清原選手に500号をプレゼントしてくれたのも
広池さんでしたね。

そう考えると、広池さんはカープに必要な選手だと思います。
早く帰ってきてくださいね。

おおとんび! : 2009年4月23日 21:35

こんばんは!
時に試合の流れまでをも、変えてしまう恐れのある、デッドボールに関しましては、皆さん、様々な思いがありますことと思います。
私は、出来る限り、それぞれの「力」が、最大限生かされた状態での勝負にこそ、魅力を感じておりますので、互いの「力」に影響を及ぼすプレーだけは、避けていただきたく思います。
しかしながら、真剣勝負ゆえに、ぎりぎりの選択を迫られることも多く、とにかく、互いに不幸なけケガこそが、起きないようにと思うばかりです。
とは言え、我々の、想像を絶する「勝負」の世界。
攻め込む勇気にも、その醍醐味を感じますとともに、極限での積極さにも、魅力を感じてしまうことも否めません。
何ごとにも、「バランス」が必要かと思います。
いずれにしましても、全てにおいて、まっすぐに取り組まれます、広池さんの姿勢そのものに、脱帽です。
そんな積極的な姿勢が、前に進まれます原動力となりますこと、祈っております。
では。

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