平常心で

今日は、頂いた質問にお答えしたいと思います。
(Q)カープから他球団へ移籍した選手と対戦するときはどんな気持ちか?
(A)基本的には、他の選手と同様です。自分の生活を賭けた真剣勝負なので、私情をはさむ余地はありません。
ただ、投げやすいか、投げにくいかと聞かれれば、どちらかと言えば投げにくいのかも知れません。
考えすぎなのかも知れませんが、お互いをよく知っているが故に、際どい球を見逃されたりすると、
「今のは読まれていたのでは・・。」
などと本来考える必要のないことを考えてしまったりします。
とにかく、意識しすぎないこと。これが大切です。以前は、顔を見るとカープで共に過ごした時のことを思い出してしまったりすることがあったので、最近は、そういった打者と対峙したら顔を見ないようにしています。これがいちばんです。
また、試合前は対戦する可能性のある打者とは顔を合わせても挨拶程度にとどめて、あまり会話をしないように心掛けています(投手とは気にせずに会話します)。カープ出身者に限らず、同級生など他球団にも知り合いは多いですが、グランド上では、対戦時にマウンドで少しでも余計なことを考えないようにする為に自然と距離を置くようになりました。これは、私の場合、平常心で対戦する為に必要なことです。
カープファンの方々からすると、カープ出身の選手に打たれると悔しい思いがあると思います。そこは私達も同じです。しかし、そこを意識し過ぎて強調すると、かえって平常心を失うことになりいい結果は得られません。
選手もファンもそこに過剰に反応せずに冷静に向き合うことが大切になると思います。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 平常心で

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.hiroike.com/mt/mt-tb.cgi/432

コメント(5)

いつも興味深い話をありがとうございます!
過去にカープにいた選手が他チームへ移り、敵として対峙している光景は、応援していた選手が活躍していることへの嬉しさと共に、何とも苦しいような切ないような気持ちになります。ですから、一緒に苦楽をともにした選手の方の複雑な心境はいかほどかと思っていました。
広池投手のお話を読んで、そんなシーンにおける選手のリアルな心理を垣間見れた気がして、すごくドキドキしました。
またひとつ、プロ野球を観るときの楽しみが増えました!

追伸
広池投手のお話はすごく面白くて、なおかつ返答も丁寧なので、ついついファンもたくさん質問したくなると思います。
これからも質問される方は増えるんじゃないかと思いますが、全てにきちんとお返事しようとして、無理をされるんじゃないかと勝手に心配しています。
プロの方に申し上げる必要はないかもしれませんが、どうか、ご自分のペースでなさってくださね。

新宿カープおやじ&母 : 2009年5月 1日 23:15

広池さん、お疲れ様です。

移籍した選手との対戦はやはりやりにくく、深読みしたりしてしまうものなんですね。
試合前に意識をしないよう対戦するために、このような努力をされているんですね。

応援するファンとしても、とても複雑な気持ちで一杯になります。
出来れば観たくないものです。

『自分の生活を賭けた真剣勝負』ホント、そうだと思います。
僕らもそのつもりでいつも応援しています。
これは母がいつもよく言う事なのですが、
試合中に、時には負けていたり、味方投手が炎上した時でさえ、
塁上で相手選手と談笑、挨拶をしている姿をよく観ます。
母にとって、真剣勝負なのに、こちらはそのつもりで観て真剣に応援しているのに、
何故? と不愉快に思うそうです。
野球、野球道は礼儀のスポーツ、分かっているつもりなのですが、
僕も時に不愉快な気持ちになる時があります。
広池さんは、どう思われますか? もし良かったら、御時間のある時に教えて下さい。

今、広島遠征を終えてのぞみの中で書いています。
「LET’S GO STADIUM PROJECT」
見事な勝利で飾る事が出来ました。
今季最多の3万1千越えの大観衆、初めて真っ赤に染まった新市民球場で
僕の声と音楽が何度も流れたのは感無量でした。得難い素晴らしい体験でした。
何より、カープ、故郷広島に少しでも役に立てた事が、
光栄で幸せな気持ちで一杯になりました。

さぁ、鯉の季節ですね!!!
今日も頑張って行きましょう!!!

頑張れ!僕らの28便!!!

げんちゃん : 2009年5月 1日 23:15

リハビリで大変な時に我々一般人が知らないプロの世界のことを色々と書いてくださり、興味を持って拝見しております。

私も一つお尋ねしたいことがあり、記させていただきますが、ユニフォームの着こなしについて、主にズボンについてお聞きしたいのですが、
NPBでもメジャーでも今は多くの選手がズボンの裾を足元まで下ろし、中にはスパイクの踵の下に被せて履いている選手も見受けられます。
またズボンの裾を足首の上で止めている選手もいれば、
カープでは赤松選手や楚選手、東出選手のように裾をひざの下まで上げている選手が少数派であると認識していますが、
プロとしてプレーするに際し、このズボンの着こなしの違いについてのメリット、デメリット等あるものなのでしょうか?

アマチュアの場合、ズボンの裾を下まで下ろしていたらこっぴどく怒られると認識していますが、
プロの場合、多くの選手がズボンの裾を下まで下ろしてプレーしているので何らかのメリットがあるのかな?と前々から疑問に思っていたので。

もしよろしければ、ズボンの着こなしについて、プロの立場から説明していただければ嬉しいなと思い、乱文ながらここに記させていただきました。

PS リハビリが厳しいことは当然なのでしょうが、プロの選手がどのような行程を経てリハビリに取り組んでおられるのか?細かな部分も知ることが出来、『プロって違うんだな~?!』という思いで拝見させていただいております。

 
質問にお答えくださり,ありがとうございます!!
試合を見てて気になっていたんですが,
プロの方でないと聞くことができないお話なので,
嬉しいです★
 

おおとんび! : 2009年5月 1日 17:49

こんにちは!
日中は、ほのかに汗ばむ陽気でした。
自らの力をぶつけるためにも、そして勝負に集中するするためにも、「平常心」の重要性は、これまでも幾度か教えていただいておりました。
時に相手の動きをも封じ込める、心のコントロール、投げるボールの行方よりも、難しいのかもしれません。
早いもので、すっかり、鯉の季節となり、今日も、川面に沿うように、青空を泳ぐこいのぼりの姿がありました。
「すいすい」とはいかないまでも、常に上流をめざして、泳ぎ続ける彼らのように、とどまることのない回復となりますこと、祈っております。
では。


コメントする

最近のブログ記事

全力疾走
今日で術後20日目。抜糸も終わり、傷口を…
平常心で
今日は、頂いた質問にお答えしたいと思いま…
抜糸
術後15日目。待望の抜糸が終わりました。…