重い球と軽い球

今日は、9時から大野練習場で明日からの試合に備えて練習を行いました。
今日は、ブルペンで35球のピッチングを行いましたが、やや上体から腕が離れぎみだったので、その後、じっくり時間を掛けてキャッチボールを行って修正しました。
暑い中、しっかり走り込みもできましたし、いい練習ができました。明日からの2連戦の後は、しばらく試合がないので、登板したらいい感触を残せるようにしたいと思います。
さて、ここからは、最近頂いた技術的なご質問にお答えします。あくまでも、私の意見なのでご了承下さい。
Q・「重い球質」と「軽い球質」の違いは?
A・同じ重さのボールを投げているのに、確かに投手によって、球質の違いを感じることがあります。打った時に、飛距離が出る球が「軽い球」で、飛ばないのが、「重い球」と言われています。そして、その両者の一番の違いは回転数であるという意見が一般的です。よくスピンの効いた、ホップするような球は、空振りを奪える利点がある反面、バットの芯で捕えられると飛距離が出ます。つまり軽い球ということができます。逆に、回転球の少ない球は、いわゆる「球の伸び」が欠けることから、空振りを奪う可能性は低いですが、バットに捕えられても、意外と飛距離が出ないことがあります。つまりこれが「重い球」です。外国人投手がよく投げる、145キロを越えるようなツーシームや、黒田(ドジャース)が投げるシュートなどは、なかなかホームランにするのは難しく、打者はとても「重く」感じているはずです。
Q・走者が出て、「クイックモーション」になってから崩れる投手がいるのは、何故か?また、逆にワインドアップでコントロールがままならない投手が、セットポジションにすることでコントロールが落ち着く場合があるが、それは、何故か?
A・「クイック」になって崩れるケースはよくあります。私も経験したことが、ありますが、原因は明らかに投げ急ぎです。走者の盗塁などを警戒するあまり、投げる準備ができていないのに、投げようとしてしまうのです。1番多いのが、上体や顔が打者方向に突っ込んでしまい、腕が正常なトップの位置まで上がって来ていないのに投げようとしてしまうミスです。こうなると、上体は先に前に出てしまっているので、後は手先でボールを細工するしかなく、コントロールもキレも悪くなります。逆に、セットポジション(クイック)のほうが、投球内容が向上する投手の場合、ワインドアップの時に余分な動作が多過ぎて、様々な力のロスが生じていることが考えられます。そういった場合、無駄な動作が入る余地のないシンプルなセットポジションにすることによって、楽にリリースポイントに力を集約できることがあります。また、走者を背負ったケースでの投球がその真価を問われることになるリリーフ投手の場合、走者がいなくても常にセットポジション(クイック)で投げる投手が
たくさんいます。これには、走者を背負ったケースを重要視しようとする気持ちと、投げ方を1つに統一することによって、投球の際のチェックポイントを少なくしようとする狙いがあります。ワインドアップと、セットポジションではチェックポイントが違うのも当然です。私も、今述べた理由で、セットポジションに一本化しています。
少し長くなってしまったので、今日はここまでにします。もっと具体的な例などを挙げて丁寧に説明したいのですが、時間等の制約もあるのでお許し下さい。今日、お答えできなかったご質問にはまた後日お答えしたいと思います。

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コメント(6)

広池さんこんにちは。
今日も天気は危なそうですが試合出来るといぃですね!!

質問なんですが
雨で中止になった試合の順延はないんですか??
1軍の順延は発表されてたのですが2軍のは発表がないので疑問です…

後、広池さんの誕生日は試合がなければ練習も行かれないのでしょうか…?
大野とか…

まっつん : 2008年8月16日 06:46

お疲れ様です…m(_ _)m

今回の広池先生の野球講座も、とても勉強になりました。
私のような素人にも分かりやすい解説、本当に感謝しております。
疑問に思っていても、なかなか教えてもらう機会というのは無いですから…。
ファンの質問に丁寧にお答えになる広池さんに、またまた尊敬のまっつんです…。

今日はナゴヤ球場での試合ですが、気になっていた天気も何とか大丈夫な感じですね…。
午後から曇りになっていますが、みんなの気持ちがお天道様に届き、無事に試合が出来ることを願うばかりです…。
今日も旦那様を家において、1人での観戦です。
(明日は行くみたいなことを言っておりましたが…。)
またまたブルペンに張り付いての観戦予定です…。
広池さんの登板があることを期待して、球場に向かいたいと思います。

新宿カープおやじ&母 : 2008年8月16日 03:08

広池さん、お疲れ様です。

今日の講義、またまた興味深かったです。
特に走者がいなくても常にセットで投げる理由が、
投げ方を1つに統一することによって、
投球の際のチェックポイントを少なくしようとする狙いがあるから
と言う事は目からウロコなほど勉強になりました。
確かにワインドアップとセットを二つをこなそうとしたら、
それだけチェック項目が増えますもんね。
納得です。

こう言う素人でも分かりやすい解説をして頂き、
本当にありがとうございます。
これから試合を観る時に参考にして行きたいと思います。

天気が心配ですが、今日の試合で、
広池さんの登板がある様、そして納得の行く良い投球が出来る様、
切に祈っています!!

自然体で行きましょう!!!

がんばれ!僕らの28便!!!

広池さんお疲れ様です!

質問に対して本当に分かりやすい答えで、いつも勉強になります!
明日からの2連戦、雨が気になるところですが登板がありますように、そして素晴らしい投球ができますように遠い広島からではありますが応援しています!

頑張れ!広池さん!

殿、今頃は尾張名古屋ですね。
遅ればせながら、昨日の市民球場での雨天中止、誠に残念でした。
小生、仕事の合間にインターネットをいじり、広島地方の雨雲レーダーと降雨量をにらめっこ。
朝6時台には小止みになっていたので、「やれる!」と安堵して眠りにつきました。
昼前に目を覚まし、球団のHPを見ると「中止」とのこと。そんな殺生なあ。
その夜、殿の「中止の悔しさを押し殺して走り込み」とのお言葉を拝読し、
思わず夜叉の形相で獣道を走るお姿を想像してしまいました。

本日も殿は練習三昧だったご様子。対して小生、自己嫌悪に陥るほど五輪三昧です。
今宵は五輪野球中継のため、午後8時で広島対巨人戦のラジオ中継が終了してしまいました。
テレビに目を映し、柔道決勝、野球、なでしこジャパンをはしご観戦。
気づくと、すでに日付が変わりそうな時刻になっているではあーりませんか。
<まずい……。カープのこと、すっかり忘れてた>
あわててネットで確認すると、5対4のまま逃げ切り勝利。
胸をなでおろすと共に、五輪にうつつを抜かした末の背信行為、心より反省いたしました。
カープファンを名乗る資格はございませんね。誠に面目ございません。

五輪開幕以降、昼も夜もこの調子ゆえ、一昨日はいよいよもって
「納品が遅れます。堪忍してください」と、阪神ファンの取引先に頭を下げることになりました。
一生の不覚です。

明日の名古屋地方、台風の影響が心配です。
試合ができますように。そして、殿が登板機会に恵まれますようにと祈りながら、
小生も今から生業に励みます。本当にやります。必ずやります。
怠け者の小生が申し上げてもなんら説得力はございませんが、
どうか人事を尽くして天命をお待ちくださいませ、殿。
そして何よりケガをなさいませぬように。体調を崩されませぬように。

おおとんび! : 2008年8月15日 18:57

こんにちは!
ここに集わせていただき、さまざまなことを教わりましたが、文字にしにくいことながら、噛み砕いて言葉にされてくださり、感謝いたしております。
分かりやすい「文章」からは、球に重さを持たせることも可能にし、ランナーの動きを封じ込める投球動作をもたらす技術の重要性ばかりでなく、
多くの投手が、そんな技術に裏付けられた、沢山の「カード」の中から、選び抜いた投球を駆使して、打者と勝負し、戦っている姿が眼に浮かんできます。
いずれにしましても、野球人と言いますものは、すべきことの多い「生業」でありますとともに、その仕事たるや、高い次元でのバランスの重要性、痛感いたします。
選手のみなさんが、誇りに思われることがよくわかります。
ここのところ、また、天候が、「不順」です。
今日のニュースでは、天気予報にまで、「ゲリラ」なるものが登場しておりました。
くれぐれも、御注意ください。
では。

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