少し久しぶりの更新となりました。
オフの期間は、どうしてもこういった頻度での更新となってしまうことも多いかと思いますがご了承ください。
ここ最近の出来事を少し振り返ってみます。
26日(木)
松山から広島へ戻ってすぐにマツダスタジアムへ練習に行きました。
選手会納会の翌日とあってさすがに誰も来ていませんでした。
マツダスタジアムを独り占めしての練習は何とも贅沢で気分がよかったです。
ただ、キャッチボールの相手がいなかったので右中間のフェンスを使って壁当てをしました。この球場のフェンスは怪我防止の為にとても柔らかく作られているので、かなり強く投げないとボールが跳ね返って来ないので苦労しました。
トレーニングルームに戻ると、木村昇吾が来ていました。やりますね。ただ、マツダスタジアムに来ていなくてもそれぞれの場所でみんなトレーニングをしているのでしょうね。
27日(金)
この日は、広島県内のゴルフ場でバッテリー会のゴルフコンペがありました。
参加者は、投手、捕手、それに関わるコーチと裏方さんで、今回は体調不良者が数名出た為、56名の参加となりました。
42というとんでもない数のハンディを生かしたマエケンが断トツの優勝。2位には永川が入りました。私は10位。健闘しました。
夜は広島市内で表彰式と宴会が行われました。
その中で挨拶をした山内コーチは、
「今年、ピッチャーはよくやったと言う人もいるが、巨人のようにチーム防御率2点台を達成したチームもある。振り返れば、改善できたことはたくさんあるはず。バッテリーで力を合わせてもっと上を目指していこう。」
と言いました。確かに今年、かつての投手王国復活の「兆し」のようなものが見えた気がします。ただ、上には上がたくさんいるということです。それを「兆し」で終わらせてしまうのか、それとも王国復活への道を辿るのか。カープ投手陣にとって来年はその分岐点となる大事なシーズンになります。
そして、個人的にはまずは、チーム内での競争に勝たなければ相手と戦えません。キャンプインと同時に闘争心むき出しでいきたいと思います。
28日(土)
この日は、写真館で七五三の記念撮影を行った後、神社へ参拝へ行きました。
息子が5歳、娘が来年2月で3歳。子供達の成長が嬉しい1日となりました。このまま健康に育っていって欲しいです。
夜は、今年でカープを退団して現役を退くことになった牧野を囲んで送別会を行いました。
17年間、4球団を渡り歩いてきただけあって様々な経験をしています。それだけに彼と話しをするととても勉強になることが多いです。
性格もとてもいい。ひとまずお疲れ様と言いたいですが、彼にはまだこれから野球界の為にすべきことがいっぱいあると思います。頑張って欲しいです。
29日(日)
ちょっと疲れが出たので、終日自宅で過ごしました。でも、トレーニングは出来る範囲で行いました。
しっかりと休養したので夜には元気一杯になりましたよ。
ゴルフ、相撲、ボクシングとスポーツをテレビ観戦しました。
考えてみるとこれだけゆっくりとテレビを観たのは久しぶりです。これはこれで貴重な時間でした。
そして今日。
予定されていた小学校訪問のイベントは、またもや新型インフルエンザの影響で中止となりました。
時間ができたので午後はトレーニングをします。
2009年11月アーカイブ
昨日は、愛媛県松山市のゴルフ場で選手全員とそれを支えてくださった裏方の方々でゴルフコンペを行った後、温泉旅館で選手会の納会が行われました。
この時期としては非常に暖かく、いい気候の中でのゴルフとなりましたが、スコアは・・。
まあ、元気にゴルフができただけでも良しとしましょう。それに、とても楽しかった。それが一番です。
一緒にラウンドした横山(一昨年度優勝)と上野もあまりゴルフの出来は良くなかったですが、倉は実力を発揮していましたね。
私達が後半、疲れてグダグダになる中(私は17番ホールでグリーン周りのバンカーからOB2発・・、上野は同じホールで2打目をOB4連発!)、いい集中力を最後まで維持していました。
ゴルフも本当にメンタル面が大きいスポーツですね。本当に難しい。
ゴルフをやったことがない時は、
「止まっているボールを打つのだから野球より簡単だろ。」
なんて思っていましたが、何と言うか、止まっているボールを打つからこそちょっとした心の動き、体の余分な動きがもろに結果に反映されるように感じます。厳しいスポーツです。プロゴルファーの人達、尊敬します。
夜は、選手会のミーティング(石原を新選手会長に選出)の後に、コンペの表彰式を兼ねた納会で楽しい時間を過ごしました。
昨日も、充分に楽しみましたが、個人的にもチームとしても本業でいい成績を残せば、この行事がもっともっと楽しい時間になるのだろうと思います。結局そこに行き着きますが、来年はもっとやらねばなりません。変わらなければなりません。
今、広島に向けて移動中ですが、到着次第練習です。
今日は、マツダスタジアムでファン感謝デーが行われました。
これくらいでは感謝しきれませんが、ご来場された方は楽しんでいただけたでしょうか?
私にとって、実はお客さんが入っているマツダスタジアムは今日が初めてなのですよ。
いい雰囲気でしたね。うれしくなって家族とたくさん写真を撮ってしまいましたよ。
同時に、何としても来年はここのマウンドに立って活躍したいと強く思いました。
明日からオフに入ります。しかし、手術をした私にとっては、トレーニングを継続的に行うことが例年以上に重要になります。
このオフは、行事などで球場やジムへ行けない日でも肘と肩のトレーニングは1日も欠かさずに行います。その為に、自宅にチューブ等を用意しています。もちろん、広島を離れる時もそれらを持ち歩いてトレーニングを行います。
また、自宅から近いマツダスタジアムも使用可能なので、それをうまく使っていきたいと思います。
いいトレーニングを積み重ねて2月1日を「投げるのが楽しみでしかたない!」といった状態で迎えられるようにします。
今日は、久しぶりに大野練習場へ行き練習をしました。
しかし、他の選手とは時間をずらして、みんなが帰った後に一人で寂しく練習です。
キャッチボールとノックはトレーナーが付き合ってくれたのでよかったですが・・。
17日の夜に息子が発熱。翌日に新型インフルエンザと判明。
私は、トレーナーからの指示に従い後ろ髪を引かれる思いですぐに自宅を離れてホテル住まいを続けてきました。
幸い、息子の症状はすぐに回復し、自身や家族への感染もありませんでした。
ただ、私の練習参加は禁止されました。自覚症状がなくても感染していた場合、潜伏期間の間に他の選手へうつしてしまう可能性があったからです。
しかし、それは全て杞憂に終わりました。
今日から施設の利用許可が下り、明日からは晴れて全体練習に合流します。
ただ、明日で今季の全体練習は終了です。このクールは多めにピッチング練習を行って、習得を目指しているカットボールをはじめ、様々なことを試すつもりでしたが、それは叶いませんでした。
自身は元気なのに練習ができず、早期に全体練習に復帰する為には、苦しんでいた息子との接触を避けなければならず、父親としての役目も果たせない。そんな数日間は非常に苦痛でした。
しかし、全てをプラスの方向に考えるとすれば、猛練習で限界に近かった下半身がすっかり回復しました。あの状態で練習を続けていたら、投球の際に下半身が使えず肘に負担がかかっていたのかも知れません。
今はそう考えています。「人間万事塞翁が馬」という言葉もありますからね。
今日は、休養日です。
これまでの4日間が非常にハードだったので、しっかりと休みました。
疲れていたのでしょう。今年初めて昼寝もしてしまいました。
話しは変わりますが、我が家では11月に入ってすぐにクリスマスツリーを出しました。
クリスマスはまだまだ先ですが、いつまでも押し入れにしまっておいてもツリーがかわいそうですし、子供達が喜びますからね。
そういえば、息子がサンタさんに手紙を書いて、ツリーに飾ってある大きな靴下の中に入れています。内容は、
「サンタさん、プロ野球選手になる願いの叶う星を下さい。」
です。夢があって実にいい感じです。しかし、サンタさんは困っているのでは・・。
息子は、毎朝起きてすぐに靴下の中に手紙があるのを確認して、
「まだサンタさんが手紙を取りに来てくれない。」
と嘆いています。現実的な私は、
「そんな星はない!プロ野球選手になりたかったら練習するしかないんだ!」
と言って聞かせているのですが・・。なかなか手紙の内容を変えようとしません。
今年、息子には一体どんなクリスマスプレゼントが届くのでしょうか・・。
サンタさんは困っています。
由宇での練習に参加して今日で3日目。
連日の猛練習で体はボロボロになりました。
足が言うことを聞きません。
こんなことは倒れそうになるまで走り続けた、達川さんが監督、大下さんがヘッドコーチだった私が新人の時以来です。
これを乗り越えれば強さを身につけることができる。そう信じて頑張っていきたいと思います。
それでは、今日は、質問コーナーいきます。
(Q)2006年の米子市民球場で登板した際、内野手5人のシフトを敷いたのを覚えていますか(結果は井端選手がサードゴロ)?
あれは、投手からするとどうなのですか?
(A)覚えていますよ。延長戦の1アウト満塁からの登板だったと思います。
シフトを見た時は当然驚きましたよ。球場もそれを見てざわついていましたからね。
あれは、投げる方からしたらプレッシャーが大きいです。
当時の投手陣でゴロを打たせる確率が最も高いということでのご指名でしたが、2人しかいない外野にフライを打たれて、長打にでもなったらかなりシラけますからね。
結果的には、狙い通りに外の沈む球を打たせてサードゴロでした。その前のインコースのストレートが非常にいい球で、その残像をうまく利用できたと記憶しています。
ただ、グランドが荒れていた為、サードを守っていた新井が少しもたついてしまって、ダブルプレーが取れませんでした。
キャッチャーの倉が凄い形相で新井を睨んでいたのを覚えています。
確かにバッテリーとしては、最高の形でゴロを打たせたわけですからね。悔しいのは私も同じでした。
でも、誰も責められませんよね。みんな必死ですから。逆に何度も助けられたこともありますし。
そこは、何としても次を抑えなければならない場面です。しかし、その後、私は決勝点を献上しました。非常に悔しい登板として今でも鮮明に記憶に残っています。
今日から、由宇での練習に参加することになりました。
ここ10日間くらいは、大野の室内練習場での練習だったので、やっぱり開放感があっていいですね。
今日は、あまり寒くなかったですし、気分がよかったです。
練習内容は、キャンプと同じ。非常にハードなものでした。キャンプの延長戦ですね。
まさに、朝から晩まで野球漬けといった感じです。もう全てを出し尽くして、余力はありません。
それでも、肘は大丈夫です。これには、手応えを感じています。
この秋を乗り越えれば、来春のキャンプに何の不安もなく臨めるはずです。最後まで頑張ります。
今日は、大野練習場で1軍の練習が行われているのにも関わらず、野村監督が由宇まで来て、指導をしてくださいました。
これまでの体制ではあまりなかったことです。
底上げを図り、チーム全体で戦おうとする姿勢が伺えます。
若い選手にとっては大きな励みになるはずです。もちろん私にとっても。
来季は、チームの力になりたい。心からそう思います。その為にすべきことを全てやります。
明日は、体がかなり張っていると思いますが、気持ちで動きます。
今日で秋季キャンプは打ち上げです。
しかし、第2クールから広島に戻って大野練習場で練習を行ってきた私には、そういった実感はありません。
広島に戻ってからは、フェニックスリーグとキャンプの第1クールで多少無理をして使い続けた肘のリハビリと体力強化に努めてきました。
その成果は確実に表れています。
肘は、懸案だった「二度使い」(ピッチングなどで肘を使った後、時間を置いてもう一度投げること)が難無くこなせるようになり、しかも、それを数日間連続で行えるまでになりました。
体もこの短期間で全体的に強くなったと実感しています。
今までと同じ量の走り込みを行っても、終わった後の疲労度が軽減されていますし、回復も早くなっています。また、ウエイトトレーニングでかけられる負荷もより重くなりました。
残念ながら、日南に残った選手のように、首脳陣に直接アピールする機会はありませんでしたが、来春にアピールする為の下地作りは充分にできました。
今クリアすべき課題は、克服できました。そういった意味で、日南組にも負けない充実したキャンプだったと自負しています。
キャンプは今日で終わりましたが、明日の休日を挟んで、23日のファン感謝デーの前日まで全体練習は続きます。
冒頭でお話しした通り、キャンプを打ち上げても、何かが変わるわけではありません。
引き続き、来春をいい状態で迎える為の練習を続けていきます。
「たいしたことないっす」とか言われないようにもっと頑張らなければいけませんね。
大野練習場で毎日充実した練習をしています。
肘の状態もいいので、練習もはかどります。
ただ、昨日、訪問する予定だった広島市内の小学校がインフルエンザの流行によって学級閉鎖となり、訪問も延期となってしまいました。
ここ広島でも、いよいよ流行は本格化しているようです。万全の対策をとって予防に努めるしかありません。
皆様もどうかご用心ください。
ところで、皆様から頂いたコメントを通じて、鈴川(トレーナー)のブログに私が取り上げられていることを知りました。
覗いてみると、11月8日付けの更新に「広池さん」という何ともストレートな題名を発見。
内容は、私にとっての日南秋季キャンプ最終日に行ったアップでの「声出し」に関することでした。
ご覧になっていない方もいると思うので、内容を紹介します。
『振り分けが行われるクール最終日のウォームアップの先頭に広池さんが立ちました。
結論、感動しました。
振り分けがあることは分かっておられたでしょうが、広島に帰ることになるか、日南に残ることになるか、アップの時点ではまだ分かっていなかったはずです。失礼になるかも知れませんが、
「もう帰るかもしれないけど、何か想いを伝えたい。」
というふうにも感じました。
それ以外にも、今シーズン、マツダスタジアムに立てなかった悔しさとか、いろいろな気持ちが汲み取れる素晴らしいリーダーシップでした。
あと最終クールを残すだけですが、あの連隊歩調を超えたことはないですね。
走り終わって賞賛の拍手が起こったのも始めて聞きました。
それくらい、広池さんは全力でした。
その気持ち、次の世代の選手達に必ず伝わったと思います。
トレーナーという身分ですが、よく一緒に走りました。
坂ダッシュもほとんど勝てないからちょっと前から走ったり。
それでも負けるのも嫌だから広池さんはもっと全力で走ります。
この人、超がつくほど負けず嫌いなんです。
僕も吐きそうでした。
勝てるわけないですよ。
あんなに毎日全力でやっている選手に。
広島に帰っても全力で、負けず嫌いで、諦めの悪さ全開で頑張っていることでしょう。
バランスは、僕の方が上ですけど。
また春のキャンプで勝負しましょう。』
何だか嬉しいです。私の気持ちは伝わっていたのですね。
実は、この日の私は、最初から翌日に広島に戻ることは分かっていました。
と言うより、何日も前から分かっていました。
状況から言って、カープのユニフォームを着ての最後の練習になるかもしれないとさえ思っていました。本当なんですよこれ。
だから、燃え尽きようと思いました。掛け替えのない1日ですから。
みんなにも気づいて欲しいと思いました。
プロのユニフォームを着てグランドに立つことができる尊さを。
その想いが通じていたのですね。
私は、その後、幸運にも契約にこぎつけました。
この日も含めて、この秋、非常に厳しい状況でグランドに立ち続けた経験は、今後に生きてくると思います。
その日、一日に全力で生きる。全てを出し切る。余力は残さない。
この姿勢がなければ、私の現状からの逆転は有り得ないでしょう。
逆にこの姿勢を貫き通した先には、希望の光が見えてくるはずです。
ただし、鈴川。人のこと言うけど、お前も相当負けず嫌いだぞ。
それに、バランスでは勝ってると思っているみたいけれど、それは間違いだね。今年、3軍で相当鍛え直したから。篠田に聞いてみな。いつでも勝負するよ。
でも、鈴川。君のブログはおもしろい。また、時々読ませてもらうからね。
今日、日南でのキャンプ第1クール以来のピッチング練習を行いました。
ブルペンに入って、立ち投げで20球、捕手を座らせて30球。予定通りの球数をとてもいい感じで投げることができました。
今日のピッチングで、来春のキャンプにいい状態で臨めるという自信を深めましした。
これから約3ヶ月、あらゆる場面を想定して、肘を中心とした強化を図っていきたいと思います。
そして、もうひとつ、今挑戦していることがあります。それは、カットボールの習得です。
従来のスライダーより曲がりが小さく、よりストレートに近い軌道を描く球です。
右打者のインコースに投げて詰まらせ、左打者のアウトコースに投げてバットの先に当てさせるイメージです。
理想は、打者がストレートが来たと思って振って、打った後に変化に気付くような球です。
とにかく打者にバットを振ってもらって、打ち取る球を目指します。空振りや見逃しを狙うイメージはありません。時には意識球に使うこともあるとは思いますが、基本的にはストライクゾーン付近で勝負したいです。
私のスライダーは曲がりが大きく、右のインコースにコントロールしづらいという欠点がありました。従って、これまで、右のインコースを攻める球は、殆どがストレートでした。カットボールを習得して、このボールで打者の懐を攻めることができれば、打者に強くインコースを意識させることができて、得意球のアウトコースのシュートやチェンジアップがより有効になると考えます。
インコースとアウトコースが逆になりますが、左打者に対しても、今までよりも幅広い攻めが可能になります。
ストレートに軌道を近づける為に、今は、ストレートと同じボールの握りで投げています。
握りはストレートと同じでも、リリースで中指に少し力を込めるだけでボールは変化します。
今日はとてもいい軌道を描くことができたので、今後も試行錯誤を繰り返しながら習得を目指していきます。
今日、契約更改を済ませました。
肘の故障によって1軍での登板を果たせなかったので当然ダウン提示です。
しかし、今年に関しては金額のことなど言える立場ではありません。
来季もカープのユニフォームを着て野球ができることになって、とても嬉しいです。正直、来季の自分がどうなっているのか、想像できなくなる時期もありました。
しかし球団は、手術をすることを認めて、来季、再び戦うチャンスを与えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、ここまで肘を回復させてくれたトレーナーの方々、様々なアドバイスを与えてくださった監督やコーチ、苦しい時も常に支えてくれた家族、さらには、この場を通じて私を応援してくださる皆様に対して、心からお礼が言いたいです。本当にありがとうございました。
気持ちを新たに、明日から練習に励み、まずは、万全の状態で2月1日を迎えられるようにします。
そして、当然、目標は1軍で活躍することです。頑張ります。
5日間のノースローを経て、今日、キャッチボールを再開しました。
トレーナーからの指示もあり、このクールも由宇へは行かず大野練習場に残留しての練習となりましたが、やるべきことは全てしっかりと行っていきます。
みんなと一緒に広いグランドで練習したいという気持ちも強いですが、大野に残ることによって、リハビリやウエイトトレーニングに充分に時間を割くことができるというメリットもあるので、前向きに捉えて取り組んでいきたいと思います。
以前に大野で練習をしていたのは、3軍に在籍していた2ヶ月ほど前のことです。
久しぶりにここで練習をして感じたのは、肘が随分と良くなったということです。
前は、室内練習場の端から端までの40メートルの距離をやっとの思いでキャッチボールをしていたのに、今日は、楽々とその距離を投げることができて、物足りなさすらを感じました。
この2ヶ月の間に、紅白戦も合わせて7試合に登板して、第1クールだけとはいえ、キャンプでのフルメニューを経験済みなので、それは当然と言えば当然なのですが、苦しかった3軍での日々を思うと感慨深いものがありました。
今クールの間にブルペンでのピッチングを再開して、来季に向けての再スタートを切りたいと思います。
ところで、皆様も既に訃報に触れられたかと思いますが、カープの元監督である三村敏之さんが亡くなりました。
私が入団したのは、三村さんが監督を退任された翌年でしたが、何かと私を気にかけてくださり、グランドなどでお会いする度にあの爽やかな笑顔で激励していただきました。
昨年のオフにお会いした時も、そして、つい数週間前に宮崎でのフェニックスリーグでお会いした時も、
「年齢はいってるけど、体は若いし動けるのだから、まだまだやれる!広池、頑張れよ!」
と激励されました。フェニックスリーグでお会いした時は、天福球場の食堂で元気に食事をされていたので、体調はもう戻ったと安心していたのですが・・。
ショックですし、残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。
前回の更新に対して、たくさんのコメントをいただきありがとうございました。やっぱり嬉しいです。
皆様からの声にもあるように、今まで通りに自分らしくやっていきます。
そして、来季はここを1軍での出来事を紹介する場にします。
しっかりと3日間リハビリを積んだ肘はとてもいい感じです。
次のクールの後半に、ブルペンでのピッチングを再開します。
それでは、久々に質問コーナーです。
(Q)投手をやっていると、腹筋と背筋を鍛えろとよく言われます。
背筋は何となく分かりますが、腹筋は投球のどのタイミングで必要になるのでしょうか?
(A)この質問はだいぶ前にいただいていたのですが、考えがまとまらなかった為、ずいぶんお答えするのが遅くなってしまいました。
今も実は、明確な答えは用意できていないのかも知れません。いろいろな考え方があると理解した上で聞いてください。
まず、この謎にせまる為に、数人の投手に聞き取り調査をしてみましたが、腹筋を意識して投げている人は殆どいませんでした。
私もその一人です。実際、投げ込んでも背筋が張ることはあっても腹筋が張ることはありません。
それならなぜ、毎日のように腹筋を鍛える運動を繰り返すのか?確かに疑問ですよね。
私が、以前通っていたトレーニング施設では、腹筋を鍛え過ぎて固くすると、下半身の力を上半身に伝達する際の妨げになるとして、腹筋運動は禁止されていました。しなやかで無駄のない力の伝達には、柔軟性が必要であるという考えですね。
逆にあるコーチは、現役時代、リリースの際に腹筋を強く意識していたので、試合後などは腹筋が張ったと言っていました。
謎は深まるばかりです。
そこで、選手間で再び議論した結果、体のバランスを考えた場合、やはり、腹筋の強化は必要であるという結論に達しました。
投げる動作で実は最も大切であると言われる、「軸足で真っすぐ立つ」という動作には、投手全般が持ち合わせる強い背筋に対抗する為の強い腹筋も必要になると思います。実際に、梅津は、真っすぐ立つ際に腹筋を強く意識すると言っていました。確かに、体の軸がぶれないように意識する際には腹筋は必要不可欠ですよね。
また、意識をしていなくても、ボールをリリースする前に、下半身に導かれた上体を腕を振る為に前に持って行く時に、必ず腹筋を使っているはずです。これは、腹筋に手をあてた状態でシャドーピッチングをしてみると分かります。
腹筋は他の部位に比べて、使っている感じを意識しづらい筋肉です。
言い方を変えれば、歩く、起きる、止まるといった日常の動作で常に働いているのがこの腹筋なので、使うのが当たり前になりすぎて、もはや無意識のうちに働いている筋肉なのかも知れません。
投げる動作以外でも、常に働く腹筋。これは、やっぱり鍛えてあげるべきでしょう。これが私達の結論です。
一言で腹筋と言っても、かなりの広範囲に及ぶので、全ての部位に刺激が行き渡るように、多種多様な種目で鍛えて下さい。
当然、体幹の強さはバランスが大事なので、背筋の強化もセットでお願いします。
広島に戻って、今日が秋季キャンプ第2クール初日。仕切り直しです。人数は少ないですが、それだけ濃密な練習ができるはずです。むしろチャンスと捉えて頑張っていきましょう。
今日は、由宇でアップまで行いましたが、土砂降りの雨が降り出したので、早めの昼食を摂って大野練習場に戻ってきました。
私は、このクールはひとまず投球練習を行わず、肘のリハビリと下半身強化を中心としたメニューをこなします。
ここまで、高いハードルを設定して、それを何とか乗り越えてきました。ここまで、よく頑張ってきた肘に少し休息と形を整える時間を与えます。
これは、疲労を溜め込めない為のトレーナーの配慮であり、自らの判断でもあります。
次のクールから、さらに強度を高める為の準備期間として、このクールを大切に使いたいと思います。
ところで、前回の更新に対するコメントの中に、「このブログは、内容が真面目で非常に濃いのでコメントしづらい雰囲気がある。しかし、コメント数には反映されないけれど、見ている人は多い。」といった感じのものがありました。
そうでしたか・・。まずは、私の文章を読んでくださってる方々が思っているよりもたくさんいると分かって嬉しく思いました。
そして、コメントをしやすい雰囲気を出すには、何よりも1軍で活躍することが一番であるとも思っています。「ナイスピッチング!」と一言投稿したくなるような日を、来年はたくさん作っていかねばなりません。
一方で、毎回のようにコメントを投稿してくださる方々には、本当に頭が下がる思いです。
リハビリばかりで苦しいシーズンでしたが、皆様の言葉にどれだけ励まされたことか・・。感謝の気持ちでいっぱいです。
とにかく、ここで応援してくださる方々の期待に応えられるように頑張ります。今後ともよろしくお願い致します。