2009年8月アーカイブ

今日は、由宇球場でフリー打撃に登板しました。
術後4ヶ月半でようやく打者との対戦までこぎつけました。
全部で31球、全てストレートを投げましたが、前半はやや肘をかばってしまって、強い球が投げられませんでしたが、後半になって、少しずつ恐さから解放されて、腕を振り切ることができました。
それによって、ボールが少しずつ低めに集まるようになり、時々打者を詰まらせる場面も出てきました。
全体的にみるともう少し強く投げられるのではと期待していたのですが、最初の打者との対戦としては、まずまずこのくらいでよかったのかも知れません。
肘も今のところ変わった様子はないので、今日、打者と対戦したことによって今後、ペースアップが期待できると思います。
順調なら、来週末にまたフリー打撃に登板して、今度は、変化球も交ぜていきたいと思います。
今日のフリー打撃登板は、練習のいちばん最後に行われたのですが、今日、由宇へ行ったほぼ全選手が、私が投げている後ろで思い思いの守備位置について守ってくれました。それがとても励みになり、何だかとても嬉しかったです。

今日、誕生日を迎えて36歳になりました。
ただ、特別な感情はありません。
今は、明日のフリー打撃登板を無事に迎えること、そして、その先の実戦復帰しか頭にありません。
幸い、今日の肘の状態はまずまずなので一安心しています。
ただ、河内から梨を一箱、篠田から欲しかったスリッパとTシャツをプレゼントしてもらいました。これは嬉しかったです。私と同様に、怪我の克服を目指して苦しいリハビリと練習に取り組んでいる二人ですが、そんな状況での優しい気遣いに感謝したいです。
今晩は、誕生日と言うよりも、やっとこぎつけた打者との対戦の前祝いを家族と共に行いたいと思います。

今日は、由宇球場で練習を行い、ピッチングをしました。
今までは、腕の振りが弱くて、うまく投げられなかったスライダーをようやく投げることができました。
また、ストレートにも強さが出てきたので、明後日のフリー打撃登板にゴーサインが出ました。
ただ、明日になって肘の状態が悪いようだと、たちまちそれを取り消されてしまうと思うので、これから、大野練習場に戻ってからも、その後、帰宅してからも全力で治療に努めたいと思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)最近、試合中にガムを噛んでいる選手をよく見かけるように思います。
正直、あまり見映えがいいとは思わないのですが、何か意味があってのことなのですか?
(A)噛む動作にリラックス効果があると聞いたことがあります。もしかしたら、その効果を狙っての行動なのかも知れません。
カープの場合、試合では見映えを気にしてガムを噛む選手は少ないですが、練習中は意外と噛んでいる人も多いですよ。
(Q)広池さんは練習後、サプリメントやプロテインを摂取しますか?また、摂取する商品(メーカー)は決まっていますか?
また、ビールは好きですか?
(A)バランスの良い食事が基本であるという考えは今も昔も変わりませんが、特に手術をしてからは、練習前、練習後、夕食後など適正な時間にサプリメントやプロテインで適正な栄養素を体に取り入れる努力をしています。
サプリメント、プロテイン類は、以前から私を応援して下さっている森永製菓の知り合いの方々からご紹介頂いたものを使っています。
ビールは好きです。銘柄は問いません。試合で抑えた日に飲むビールは格別ですが、今年は未だそれが味わえないのが残念です。

肘の状態がようやく上向きつつあります。
昨日、久しぶりにピッチングで強い球が投げられました。10日ぶりくらいでしょうか。ほっとしました。
これで、この週末の打撃練習での登板が現実味を帯びてきました。
まずは、その直近の目標を実現する為に、全力で調整します。
一昨日は、広島に本拠地を置くスポーツチームによって構成された団体、「トップス広島」の設立10周年記念祝賀会に参加してきました。
「トップス広島」とは、全ての広島の人々が、全ての広島のスポーツ(チーム・選手)を応援するような、郷土愛あふれる広島の実現を目指して設立されたもので、加盟チームは、サンフレッチェ広島(サッカー)、JTサンダーズ(バレーボール)、ワクナガレオリック(男子ハンドボール)、広島メイプルレッズ(女子ハンドボール)、広島ガスバドミントン部、NTT西日本広島ソフトテニスクラブ、中国電力陸上競技部、コカ・コーラウエストレッドスパークス(女子ホッケー)、そして、広島東洋カープの9チームです。
カープの加盟は、遅ればせながら今年の4月で、いちばんの新参者ですが、マスコミを通じて取り上げられる機会の多いプロ野球チームとして、この団体の中で担うべき役割は非常に大きいということを自覚すべきでしょう。
広島の多くの人々が、単一競技種目にとどまらず、様々なスポーツに接する機会を作り、プレーする人、観る人、支えている人、全ての人で感動を分かち合い、「スポーツって素晴らしい」、「スポーツって楽しい」と思ってもらえるようにする為には、このトップス広島の活動をもっと活性化させ、もっとマスコミに取り上げてもらい、多くの人々に知ってもらう必要があると感じました。
何せ、広島に住んで11年、しかもプロ野球チームに所属している私でさえ、この団体の存在を知ったのは数年前です。
しかも、一昨日、総勢200名以上の選手が参加した会に出席して初めて各種目で、日本を代表するようなプレーヤーがたくさんこの広島のチームに所属していることを知りました。
私自身、初めてのトップス広島の行事を終え、この広島のスポーツ界に大きな可能性を感じました。
この団体が、その活動をさらに活性化させた時、広島を動かす大きな力になると思います。
その為には、選手自身が進んで競技の枠を越えた、横の連携を密にしていくことが必要です。
それは、各選手にとっても非常に意義があります。他競技のアスリートの話を聞くことは、思わぬ発想、思わぬ発見を生む大きなチャンスです。それは、必ず自らの成長の糧となるはずです。
私自身も、以前、共通の知人を通じて、中国電力陸上競技部の尾方剛選手や、サンフレッチェ広島の盛田選手と知り合うことができて、会うたびに、連絡を取り合うたびに大きな刺激を受けています。
そして、今回の会でも、JTサンダーズの選手を始め、多くの選手と交流を深めることができました。
今回のように、全ての加盟チームが集うイベントは、日程的にも、予算的にも限られてきます。それだけに、普段から気軽に語り合える関係を作り上げ、ごく自然な形で選手同士の輪を拡げていくことが、いざトップス広島として新たな目的が生まれ、行動を起こす時の団結力、瞬発力に繋がるのではないかと考えています。

皆様

いつもお世話になります。谷口@広池サイト管理人です。
24日の夜から25日深夜にかけて、断続的にサイトに繋がらない事態が発生しておりました。
皆様方には大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。

サイト自体は正常に稼動していたのですが、DNS(インターネット上の住所録の様なものです)に問題が発生し、非常に接続し難い状態がおよそ1日間続いてしまいました。
改めまして、深くお詫び申し上げます。

今後 はより一層の安定運用を心がけたいと思いますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。



今日は休養日です。アイシングなどを行い、肘の回復に努めています。
昨日は、ピッチングを51球行いました。
まだ、肘は回復途上といった感じですが、フリー打撃登板を目指して、適度な休養を与えながらペースアップをしていきます。
それでは、質問コーナーです。
(Q)広池さんはバッティングは好きですか?
バッティングの話をあまり聞いたことがないような気がしますが。
(A)バッティングは大好きです。学生時代はずっと野手でしたからね。
プロに入ってからは、中継ぎが多いので打席が少ないのが残念ですね。
ファームで先発をしていた頃は、打撃にもかなり情熱を燃やしていましたし、結果も残していましたよ。
(Q)グローブを選ぶ時に何を基準に選べばよいのですか?
また、手に馴染ませる為の方法はありますか?
(A)グローブに何を求めるのかによって選ぶものが変わってきます。
私の場合は、ボールをセットした時に投げる球種が分からないように、左手の手首まで完全に隠れるくらい大きくて、ボケット(受球部分)が深いものを選びます。
学生時代に、外野手をやっていた時は、ダイビングキャッチなどギリギリのプレーの際にグローブの先のほうでもボールをキャッチできるように、長細くて革の柔らかいものを選択していました。
逆に、ショートやセカンドの選手のグローブは、捕球したボールをすぐに握って送球する為に、投手用や外野手用に比べて、ポケットが浅く、全体的に小さく仕上げられています。
もし店頭に置いてあるものの中から選ぶのなら、まずは、実際にはめてみて、トスしたボールをキャッチしてみましょう。
球出し(捕った球を利き手に持ち替えること)のスピードにこだわらないなら、まずは、ポケットが深めで、ボールをキャッチした時にそこにしっかりと収まるものを選んだらどうでしょうか。
手に馴染ませる為には、キャッチボールで使い、その後にグラブオイルを塗って、革に潤いとしなやかさを与えた後、ポケットにボールを入れて、「こういう形で捕りたい!」と思う形でバンドやロープを使って固定して一晩寝かせます(添付写真参照)。そして、翌日、またキャッチボール。その繰り返しです。グラブオイルはあまり塗り過ぎると、グローブが重くなることがあるので、適度に塗って下さい。

歯がゆいですが、ノースローを続けています。
次のブルペン入りの予定は明後日です。
リハビリの他に、針治療を行ったり、酸素カプセルに入ったり、装置を使ったアイシングを試みたり、できることは全てやっています。今も実は酸素カプセルの中で投稿しています。
明後日の状態次第ですが、いい感触が得られれば、来週末に打者に向かって投げてみたいという希望は出しています。
これからも1日をそれぞれ意味のあるものにして、復帰を目指します。
それでは、質問コーナーです。
(Q)先発投手が素晴らしい投球をして完投した場合、中継ぎ投手は、「休めたー」といった感じになるのでしょうか?
それとも、ブルペンで肩を作っているので、休んだ感じはあまりしないのでしょうか?
(A)以前も少し紹介したことがありますが、今の監督が就任してから、ベンチからの指示がない限り、ブルペンの投手が肩を作ることがなくなりました。
従って、先発が少ない球数で危なげなく完投して、なおかつ点差が開いていたりすると、誰もブルペンで肩を作らないで試合を終えることもあります。
こういった展開の場合、ブルペンの投手一同、心身共に「休めたー」といった感じになり、同時に「よしっ!明日からまた頑張るぞ!」という気力が湧いてきます。
そういった意味で、完投が期待ができる先発投手がいて、実際にその期待に応えてしまう、いわゆる「大黒柱」がいるチームのブルペンはうまく回っていくことが多いです。
6連戦の中に1試合でも、心身共に休養できる日があると、他の5試合に臨む気持ちも違いますし、結果も変わってくると思います。
最近で言えば、黒田がその大黒柱でした。黒田が先発の日は、ブルペンは全体的にのんびりとしたムードが漂い、序盤に崩れて交代などということが殆どないので、ブルペン入りするイニングも、ストレッチをするタイミングも普段よりずっと遅めになりました。
週に1度の「黒田の日」によって休養を得ていた時のブルペンは、いい感じで機能していたと記憶しています。
逆に、試合での登板が無くても、先発が早く降板したりして、ブルペンで肩を作る回数が増えると、休んだという実感はありません。今の体制下では、ブルペンで肩を作るということは、試合に出る可能性が高いということなので、心身共にその時点でスイッチが入りますからね。
何度もブルペンで肩を作って、長い間、緊張感を保ったまま試合終了を迎えるくらいなら、早い段階で試合で投げて、早めに緊張状態から解放されたほうが負担は少ないと思う時もあります。

今日は、現状の報告は特になしです。
ピッチングはしました。頑張るしかありません。
こんな書き方だと、結局、状態が良くないことが分かってしまいますね。すみません。何とか打破してみせます。
今日はいきなりですが、質問コーナーにします。
(Q)僕も4月に肘を手術したのですが、いまだに肘が伸びません。広池さんはどうですか?
(A)術後しばらくは、私も肘の可動域は狭かったです。
しかし、トレーナーの献身的なリハビリのおかげで、今は投げるのに全く支障のない可動域になりました。感謝しています。
(Q)オフに気分転換でバッティングセンターへ行ったり、草野球をすることはありますか?
(A)殆どありません。
バッティングセンターへは、プロ入り後、11年で1回、草野球は、プロ野球48年会の際のテレビ収録用のものを除けば多分2回くらいだと思います。
オフは、寒い季節なので、怪我が恐いですからね。当然、投手はやりません。

昨日の連投テストは、厳しい結果となりました。
一昨日に、最多の球数を投げた影響もあり、昨日は非常に肘が重い状態で、立ち投げを25球、ピッチングを30球軽めに投げるのがやっとでした。
それでも、ピッチングをしようと思えたことは、明るい兆しなのも知れません。この気持ちが復帰を現実のものにする為の重要な部分です。
2日ほどノースローを入れて回復を図り、再び強度アップを目指します。
それでは、質問コーナーです。
(Q)広池さんは、高校と大学合わせてどれくらい本塁打を打っているのですか?
(A)私は、左中間方向に打ち返す中距離ヒッターだったので、本塁打はあまり打っていません。
練習試合やオープン戦の記憶が定かではないので詳しくは分かりませんが、高校時代が10本ちょっと、大学時代もそれくらいだったように思います。
ボールを遠くへ飛ばすという意味では、プロに入って投手を始めてからのほうが優れていると思います。バットを振る数は、野手だった学生時代と比べるとプロに入ってからは数十分の一に激減しているはずなのに不思議ですよね。
恐らく、体が大きく、強くなったこともありますが、投手を始めたことによって、よい体の使い方を覚えたことがその要因だと思います。
今思えば、力が入りっぱなしだった学生時代のスイングが、プロに入って、程よい脱力ができるようになって、インパクト時にバットのヘッドが走るようになりました。
あれだけ、練習してもなかなか体現できなかったことが、投手を始めてからできるようになるなんて不思議です。やはり、投げることと、打つことには共通する部分もあるのでしょう。
それに、周りにプロの一流の打者というよいお手本がたくさんいることも、いい刺激になったと思います。

今日は、キャッチボール70球、立ち投げ20球の後、ピッチングを術後最多の84球投げました。
悪天候のせいか、やや肘に重さがあり、内容的には満足度は低いですが、これだけの球数を投げられたことは良かったです。
肘に疲れは残ると思いますが、できれば明日もブルペンに入りピッチングをします。患部を大事にすることも必要ですが、強くすることも必要な時期に来ているように思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)下半身のトレーニングはどんなことをしているのですか?
(A)まずは、走り込み。全ての基本です。短い距離から長い距離まで走ります。三軍では、よく坂道や階段を使った走り込みをします。これは、平地を走るよりも効率的に筋力を鍛えることができるそうです。ただし、キツイです。
「野球選手は走れなくなったら終わり」とよく言われます。地味で決して楽しい練習ではありませんが走ることはとても大切な練習です。
それに加えて、ウエイト器具を使ったトレーニングも週に2回ほど行います。
さらに、ジャンプや切り返しの動作を入れたトレーニングを行ったり、アメリカンノックに代表されるように、数多くのノックを受けて下半身強化に繋げることもあります。
他の競技を行うことによって鍛えることも効果的ですね。シーズン中にはなかなかできませんが、サッカーやバスケットボールなどは、楽しくて夢中になっているうちに相当走り回っています。気分転換にもなって非常にいい練習だと思います。ただ、接触プレーなどにより、怪我だけはしないように注意が必要です。
個人的には、最近、時々バドミントンを利き腕ではない右腕でやっています。これは、下半身強化のみならず、右でラケットを振り抜くことで野球をする時と反対方向に体を捻るので、体のバランスを保つことにも繋がるように思います。
バランスといえば、バランスパットと呼ばれる、柔らかい物質で作られたパットの上に立って、片足立ちしてバランスをとる練習を毎日行っています。せっかく筋力を鍛えても、バランスが悪くては実戦では役に立たないと考えるからです。これまた非常に地味な練習ですが、二人組になって向き合い、ボールを投げ合い、バランスを崩してバランスパットから落ちたほうが負けなどとルールを設定してゲーム感覚で行うと、単調な練習が一気に楽しいものとなります。しかも、負けたくないのでギリギリのところまで粘ろうとするので、一人で行うよりも練習強度は上がります。
最近は、この「バランス勝負」をよく篠田とやっています。戦績は6勝1敗でリードしています。当初は勝負になりませんでしたが、ここ3回ほどは激しい戦いとなっています。負けたほうがジュースをおごらなければならないので負けるわけにはいきません。
ざっと紹介しましたが、下半身強化の方法はいろいろあります。
最近は、キツイ練習にひと工夫加えて、少しでも楽しくやって、楽しさにつられて強度を上げられるようにしたいと考えています。
もちろん、どうやっても辛い種目はたくさんありますが、それは、歯を食いしばって取り組んでいます。全ては自分の為、いい球を投げる為ですからね。

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今日は、ピッチングを41球。
一昨日に、遠投や多くの球数を投げた反動で、肘がやや重たかったです。
思うようには投げられませんでしたが、悪いなりにどれくらい投げられるかを試す日となりました。
厳しい状態の中で、何とかまとめた41球を評価したいです。少し前までは、肘の状態が悪い時はピッチングになりませんでしたが、今日は違いました。
今日で術後4ヶ月。ファームの公式戦があるうちに実戦復帰します。
それでは、質問コーナーです。
(Q)数年前にヘッドスライディングで盗塁しましたよね。
あの時のことで何か覚えていることがあれば教えて下さい。
(A)2005年4月7日、市民球場での阪神戦での話ですね。
この試合は、私にとって決して忘れることのできない試合です。
野球をやっていてこれほどまでにチームメイトの尊さを感じた試合はありません。
昨年10月8日更新の「市民球場の思い出(3)」の中で、その時のことを詳しく振り返っているので、もしよろしければ覗いてみて下さい。

休養日明けの今日は、由宇まで行って練習を行いました。
引き続き肘の状態は安定しています。
今日は、術後「最長」の50メートルのキャッチボール、術後「初」の変化球を交えたピッチング、そして、術後「最多」の61球のピッチングを行いました。
今日も様々な面で、前進できて嬉しいです。このいい波を逃さないように慎重にケアをしながらやっていきたいと思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)黒田投手や松坂投手は、メジャーリーグへ行ってからかなり体が大きくなった印象がありますが、投手であれだけ体を大きくするメリットは何かあるのですか?
(A)以前、黒田から、
「もっと体を大きくせにゃー!いい球投げられんよ!」
と冗談交じりに言われたことがあります。そういう黒田も入団当初は痩せていて、私はよく、
「鉛筆みたい。」
と言ってからかっていました。
しかし、近年は飛躍的に体が大きくなり、それと時を同じくして投手タイトル獲得、そして、メジャー挑戦と躍進していったように思います。
本人から体重増によるメリットをはっきり聞いたことはありませんが、恐らく、彼のように体重が増えてもバランスや可動域を保つことができれば、体重増加分だけパワーアップ、そして安定感アップに繋がるという理論が成り立つのでしょうか。
私の場合も、入団時に比べれば体重は増えています。先日、テレビで自身がルーキーの年に打った本塁打の映像が流れていて、たまたま観ていたのですが、その体の細さに驚きました。
自身が感じている体重増による最大のメリットは、夏バテしなくなったことです。
以前は、暑くなると食欲がなくなり、細い体がさらに細くなって、体に力が入らない状態になっていました。大学1年生の時には、夏のキャンプ期間(約2週間)で10キロ以上痩せて、野球どころではない状態になったことがありました。それが、プロで年数を重ねていくうちに、夏でも食欲が落ちず体重が維持できるようになり、大の苦手だった夏場が、いつしか「どちらかと言えば得意」と言えるまでになりました。
私に限らず、殆どの選手が入団時と比べると体重が増え、よく言う「プロの体」になっています。
この「プロの体」とは、瞬間的なパフォーマンス向上というよりも、年間に150試合近く戦う長丁場において、継続的に力を出し続けることを可能にする、安定感を習得した体を指すと私は思います。
瞬間的に、腕を早く振って、早い球を投げようとすれば、もしかしたら昔の細い体のほうが良いかも知れません。しかし、その体は、体調の良し悪しに左右されやすい、持続力、安定感に欠けるものであると思います。
ただし、一方で体が大きくなり過ぎて、可動域が狭くなったり、バランスが悪くなってパフォーマンスが落ちてしまった投手も知っています。
投手はとても繊細な感覚が必要なポジションなので、ただ体を大きくすればいいというわけではないのは言うまでもありません。

今日のブルペンで、また少し前進することができました。
全力投球とまではいきませんでしたが、強さはまた術後最高を更新することができました。
ボールの質という面で言えば、今日のように8から9割くらいの力で無駄な力を入れないで投げたほうがいいように感じます。ピッチングを見守った澤崎コーチも同じようなニュアンスのことを言っていました。
今後も無理やり力を入れて強度を上げようとせず、今くらいの力感で精度を磨いて、フォームを固めていきます。その上で変化球の練習も少しずつ増やしていきたいと思います。
一頃の停滞期を抜け出し、今は、再び順調に復帰への道を歩み始めた感じがします。この感じが続くように、さらに気合いを入れて練習に励んでいきたいと思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)広池さんのストレス解消に役立つ食べ物は何ですか?
(A)ストレス解消というイメージはないのですが、好きな食べ物はラーメンです。
美味しいラーメンに出会った時は、心から喜びを感じます。
チーム内では、ラーメン通を自負していましたが、サンフレッチェのラーメン通、盛田剛平選手とお会いしてラーメン談義をしたところ、自らの未熟さに気づかされました。レベルが違います。ラーメン道は深いです。

いい流れが来ていると思います。
水曜日に強く投げた後の疲労はうまく抜けてくれたように思います。
昨日もまずまずのピッチングができました。今日の肘の状態も良好です。
明日も状態が良ければ、強度アップにチャレンジです。ストレートを全力に近い形で投げられたら最高ですね。
最大限のケアをして明日を迎えたいと思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)ブルペンに入っている投手は、試合での登板に備えて毎日どれくらいの球数を投げてから試合に向かうのですか?
また、どれくらいの登板間隔が適正なのですか?
(A)以前は、毎日、登板があってもなくても、20球から30球のピッチングをブルペンで行っていました。それから、ベンチからの電話連絡を受ける度にまた肩を作るので、多い時は試合に投げなくても50球以上のピッチングを行うこともありました。もちろんそれは、試合前やブルペンでのキャッチボールを除いた球数です。私達の言うピッチングとは、捕手が座って、プロテクター、レガース、マスクを装着した上で行う投球練習を指します。
現在の監督が就任してからは、中継ぎ投手は連絡があるまで待機です。勝手にピッチングをすることはできません。従って要請がなければ、ピッチングをしないで終わる試合も度々あります。よって、ブルペンでのピッチングの球数は以前に比べると確実に減っています。
試合展開によってノースローが続き、投げ足りない投手は、試合前の練習で多めにキャッチボールを行って感覚を掴みます。それでも補えない時は、首脳陣に申告してブルペンでのピッチングの許可を得ます。
登板間隔に関しては、私の場合、2〜3日に1回は投げたいですね。あまり間隔が開き過ぎるのも好きではありません。打者ほどではないにしても、投手にも試合でしか養われない感覚があります。例えば、打者の懐の際どいコースに投げ込む感覚などは、試合登板が続いている時のほうが鋭く、間隔が開くにつれて鈍るような感じがあります。
人それぞれですが、1イニング程度のリリーフであれば、6連戦であれば2〜3試合、月間で9〜12試合くらいの登板が適当だと思う投手が多いのではないでしょうか。

昨日のピッチングで停滞ムードを打破しました。ストレートのみを40球投げましたが、そのうち30球程は納得のいく強い球でした。術後で最も内容のある投球練習だったと思います。
強度は全力の8割程。投じた球が捕手のミットを強く叩く音が心地良かったです。
今日は、肘に相応の張りが残ったので、予定通り軽いキャッチボールのみ。明日、またブルペンに入ることができれば二重丸です。一筋縄にいかないことはもう充分に理解していますが、大きな期待を持って明日を迎えたいと思います。
それでは、今日は質問コーナーいきます。
(Q)選手にサインを貰った時に、さらに写真を撮るのをお願いすることは迷惑になりますか?
迷惑にならないタイミングなどがあれば教えてください。
(A)個人的には、特別に急いでいる時でなければまったく問題ありません。
急いでいても、他にサインを求めている人が少なければ大丈夫です。遠慮せず頼んで下さい。
しかし、選手が急いでいるのかいないのかは、なかなか分からないと思うので、とりあえず、周りの人の数で判断してみて下さい。ファンの方々に囲まれている状況でなければ、たいていの選手は気軽に写真撮影に応じるはずです。
最後になりましたが、今日、広島は原爆の日を迎えています。私は、8時15分(投下時刻)を廿日市市の大野練習場で迎え、町中に響くサイレンに合わせて黙祷を捧げました。
多くの犠牲の上に成り立つこの平和な時代に、自らも家族も健康に暮らしていることに深く感謝し生きていきたいと思います。

ついに広島も梅雨明けです。今日は、明け方に雨が降りましたが、その後は晴れて夏の強い日差しが照り付けました。
さあ、私もそろそろペースアップといきたいところでしたが、今日は患部の動きが悪く様子見。キャッチボールと軽い立ち投げで切り上げました。明日、状態が良ければピッチングをします。
「一体、どうすればいいんだ!」
肘は休んだからといって上向く訳でもなく、梅雨明けして天気が良くなればと期待していたけれどそうでもない。そうかと思えば、何故か急に調子がいい日がある・・。
まったく、本当に気まぐれなんです。この肘は。それだけ体にメスを入れるということは大変なことなのですね。覚悟はしていたことなのですが。
今日で、この手術をした肘との付き合いが113日となりましたが、未だに私はコイツをコントロールできません。トレーナーのサポートは完璧だし、私も出来る限りの愛情を注いでいるつもりなのですが・・。
行った手術の種類からすると順調という見方もできますが、私の計画からは、この状態が続けば遅れる可能性があります。そろそろ、言うことを聞いて欲しい!そろそろ全力で投げてみたい!
そう願うばかりでなく、今後も引き続きリハビリやトレーニングに励んでいきたいと思います。この苦しみの先に必ず良いことがあると信じて頑張ります。

今日、術後初めてピッチングを行いました。ストレートのみを37球。まだ、7割くらいの力加減ですが、その中でもだいぶ力強さは出てきました。
ここ最近、やや落ち込んでいた肘の状態は回復して、少し前のいい状態に戻りました。
今日は試験的なピッチングでしたが、これをクリアできたことで、また前向きな計画を立てることができそうです。
まずは、一日でも早く全力でストレートを投げられるようにします。

2日間のノースローを経て、昨日と今日は軽めにキャッチボールをして肘の状態を確かめました。
明日は、試しにブルペンに入って出来るだけ強く投げてみます。それに対して肘がどういった反応を示すか。それが今後の復帰に向けたプランを決めるひとつの指針になると思います。
それでは、質問コーナーです。
(Q)外国人選手に対する質問です。
その年限りで帰国する外国人選手とは、帰国の際にちゃんと別れの挨拶などをするのですか?それとも、気付いたら帰国してしまっていたという感じなのですか?
(A)そう言われてみると、みんなの前で改まって帰国をした外国人選手を私は殆ど見たことがありません。中には黙って帰ってしまう人もいます。
そもそも、帰国する時点で来季どのチームと契約するか分からない選手が殆どですからね。来季もカープに来るかも知れないし、来ないかも知れないという状態なので、どういった挨拶をすべきか迷う時も多いです。
もう日本に来ないことが濃厚な場合でも、みんなと握手を交わす程度の場合が多いです。もっと喋りたいことがあっても、お互いにコミュニケーション能力の問題もあるので、どうしても簡単な挨拶になってしまうようです。もしかしたら一生の別れになるかも知れないのに少し味気ないですよね。
ただ、昨年退団して、今年はアメリカのマイナーで頑張っているドミニカ人選手のマルテの場合は違いました。
彼は、日本語がとても達者な上にとても愛嬌があったので、日本人に完全に溶け込んでいました。
彼はみんなにしっかりと帰国の挨拶をした後(もちろん日本語で)、住んでいた大野寮を出る時は、練習を中断して見送りに集まった多くの日本人選手の列の間を、タクシーの中から手を振って旅立っていきました。
誰にも強制された訳でもなく、あれだけの選手が見送りに来たのは、彼の人柄の良さを表していたと思います。