25日にバッテリー会、27日に選手会のゴルフコンペと納会が行われ、このオフ最初のイベントが終了しました。
バッテリー会は、投手と捕手が会費を負担して、一年間の感謝の気持ちを込めてそれに関係するコーチとブルペン捕手などの裏方さんを招待するもので、今年は北広島のゴルフ場で行われました。
この時期としては暖かい好条件の中、永川、上野、梅津とのラウンドとなりました。互いに「口撃」し合い、足を引っ張りながらの楽しいゴルフとなり、結果は4人全員100叩き。特に自分を見失った上野は、1ホールで23打を叩く大失態を犯すなど大きく崩れてたくさん笑わせてくれました(普段はうまいですが、一緒にプレーした面子が悪かったようです)。
夜は、広島市内に戻り、表彰式を兼ねた宴会が行われて、これまた楽しい時間を過ごしました。
1日置いて昨日、今度は松山に場所を移して選手会のゴルフコンペと納会が行われました。日本人選手全員と、それを支える裏方さんを合わせて毎年、90人前後が参加する大きなコンペです。
私は、最終組で緒方さん、高橋建さん、嶋とのラウンドとなり、先輩もいるのでバッテリー会とは違う緊迫感のあるゴルフになるのかと思いましたが、蓋を開けてみれば、笑いの絶えない楽しいものとなりました。特に、普段はオーラがあって冗談など言える雰囲気ではない緒方さんに、後半は遠慮しながらも攻め込むことができたのは大きな収穫でした。
しかし、4人ともスコアはイマイチ。まあ、雨の中でもこれだけ楽しかったのですからスコアはどうでもいいです。年に一回の選手会ゴルフですから。
夜は、道後温泉の宿でゴルフの表彰式と納会が行われ、つかの間の楽しい時間を過ごしてみんなで来年への決意を新たにしました。
昨年までの3年間は、連続してバッテリー会か選手会の幹事を務め、企画作業や賞品集め、当日の仕切りなどの主催者としての仕事に追われて楽しむ暇などなかっただけに、久しぶりにそれから解放された今年は、いい時間を過ごすことができました。
また、主催者の苦労を知る者として、バッテリー会の長谷川、選手会の横山をはじめとする幹事のみんなに心からありがとうと言いたいです。
年に一度の、野球から離れてゴルフを楽しむ期間が終わりました。今、松山からの帰りのフェリーに乗っています。明日からはまた常に野球を意識しての生活が始まります。フォーム改善は今のところ予定通りのペースで前に進んでいると思うので、引き続き練習と検証を繰り返しながら、来季活躍する為の土台作りに励みたいと思います。
2008年11月アーカイブ
皆様、いつもお世話になっております。広池サイト管理人です。
本年は数多くの皆様にご訪問頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
キャンプ・シーズン中はもとより、シーズンオフの現在でも毎日6,000を越えるアクセスを頂いている現実は、当初は予想も出来ない事でありました。
開設当時のアクセス数は150人/日程度で、本当に細々としたスタートでした。それがシーズン中は10,000人/日を超える日もありました。手弁当で開設・運営しているサイトにこれだけのアクセスを頂いた事に感謝の言葉が見つからず、なんと申し上げれば良いかわかりません。本当に有難うございます。
チーム・広池選手本人とも、不本意な部分があった一年ですが「来季こそ!」という気持ちで頑張ってくれております。今後とも変わらぬご声援の程、お願い申し上げます。
さて標記の件ですが、シーズン中から数多くの皆様方よりご要望を頂いており、サイト運営サイドでも、かねてから実現化の検討を進めて参りました。幸いにも、内諾レベルですがカープ球団サイドからも好意的な協力の申し出を頂いております。
広池選手本人も、来季もブログを続けて行きたい意向ですので、「広池ブログ2008年度版(仮称)」として、なんとか実現化したいと思っております。
ただ経費を要する事業でもあり、お手許にお届けするには有償とさせて頂かざるを得ません。従って、これについても皆様の幅広いご支援をお願いせざるを得ない状況です。
ただし、実現化の際には、単なるブログのコピーでは無く、お手許に届いた際にはそれなりの付加価値を添えてお届けしたいと考えております。
つきましては、
○ 実現化に際してのご意見・ご要望
○ 書籍化の際のコンテンツ(内容・構成)へのアイデア
○ その他ご要望・他
をお寄せ頂ければ幸いです。
以上、取り急ぎご連絡まで。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
追伸:
1)上記内容は、当ブログの書籍化を約束するものではございません。
2)書籍化と言っても、書店経由は考えておりません。ご希望の方にのみ有償で発送させて頂く形を考えております。
今日は、ファン感謝デーが広島市民球場で開催されました。
1年間熱い声援を送り続けて下さったファンの方々に感謝の気持ちを込めて、実際に触れ合ったり、普段見せることができない選手の一面を見てもらうことで楽しんで頂く一日です。
毎年、11月23日に行われていますが、今日は好天にも恵まれ、例年は解放していない外野席にもたくさんのファンの方々が詰めかけて声援を送って下さいました。
私は、午前中に子供達とのキャッチボールや、的当てなどに参加しました。その際は、スタンドからたくさんのご声援を頂き本当にありがとうございました。今年は満足のいく成績を残していないのに、例年以上に声援が大きかったのは、このブログのお陰であると思います。実際に、今日も球団の人から選手の家族までたくさんの人がこのブログを見ていることを知らされ驚きました。お世話になっていた先輩からの勧めによって、軽い気持ちで始めたこのブログが、予想外の反響を呼んだことに対し、嬉しく思うのと同時に正直驚いています。
しかし、プロ野球選手の私にとっては、やはりいいプレーをして声援をもらうことがいちばん嬉しいことです。来年は新球場、新ユニフォームと新しい刺激がたくさんあります。過去10年、この世界で積み重ねた苦い思いによって自らの可能性に限界を設けることなく、大きな目標を設定し、それに向かって努力を重ねていきたいと思います。
諦めた時点で夢は夢のままで終わってしまいます。
「為せば成る」
今日、頂いた声援により更なる闘志が沸いてきました。ありがとうございました。いい1日でした。
寒さも一段落して、広島地方は過ごしやすい気候になりました。
しかし、今回の寒波による寒さは11月としては異常でしたね。皆様の住む地域は如何でしたか?ちょっと前は最高気温が20度を超える日もあったのに驚きです。元来、寒さには強く、
「一年中半袖でも大丈夫!」
なんて豪語していた私ですが、昨日はさすがにコートを着て出かけました。
練習のほうはこの間、ボールを握らず、予定通り、走り込みとシャドーピッチング中心に切り替えました。順調です。大野練習場へ行ってみんなと行う練習も刺激があっていいですが、一人で行う練習もまた意義深いです。誰も見ていない一人で行う練習では、苦しくなるとどうしても妥協が入りやすくなります。従って、自らの精神力と、野球に対する情熱を試すにはもってこいなのです。妥協を許さず、予定通りのメニューを消化した後の充実感は、意外にも複数で練習を行った後よりも大きいです。それは、ここ数日間の練習で実感しました。それだけ、一人で行う練習は苦しいものであると言えるのでしょう。
しかし、明日はキャッチボールがやりたいので大野練習場へ行く予定です。晴れて気温も上がるようなので、ブルペンに入ることもできるかも知れません。シャドーピッチングで確認したことを、ボールを握っても表現できるようにしたいと思います。
いよいよ寒くなってきました。皆様、お元気でしょうか?私は、練習と並行して選手全員に義務化されている健康診断や歯の治療など、オフ恒例の行事をこなしながら元気に過ごしています。
広島地方は明日からはもっと寒くなるようなので、練習のほうは数日間、ランニングとタオルを使ったシャドーピッチング中心に切り替えて、寒さに体を馴染ませてからまたボールを使った練習を再開しようと考えています。
半月以上前に頂いた質問がありました。お答えするのが遅くなりすみませんでした。内容は、「広池さんの理想は、ゆったりとしたフォームでキレのある球を投げることであると思いますが、その条件を満たしている投手は誰ですか?」というものです。
私が目指すこの「フォームの力感と実際に投げた球の間にギャップのある投手」は、とても体の使い方が上手です。そして、決して力任せに投げることがありません。お手本にしたいような人は球界に何人かいますが、チーム内の身近なところで言えば横山がその条件を満たしているように思います。
あるスポーツジャーナリストが横山のことを「投球美人」と呼んでいましたが、確かに関節を柔らかく使った、美しいフォームです。実際にキャッチボールをしてみるとよく分かりますが、全く力を入れていないように見えても、リリースの際に指先が走って、手元で球が伸びてきます。
私がテスト生として、由宇での秋季キャンプに参加した時、最初に衝撃を覚えたのも横山の投球フォームでした。大学まで野手だった私には決して真似できなかった「投手らしいフォーム」。それぞれ、体つきや関節の可動域などが違うので、投球フォームには個性があるのは当たり前ですし、腕の高さなども違うので、全てを真似ることはできませんが、部分的には参考にしたい箇所があります。せっかくいい手本が身近なところにいるので、吸収していきたいと思います。
それでは、これから山道でのランニングへ行ってきます!
ここのところの陽気に誘われるように、この2日間は大野練習場で続けてブルペンに入り、立ち投げを行いました。これから降ってくる雨を境に、ぐっと冷え込むとの予報が出ていることもあって、暖かいうちに今取り組んでいるフォーム修正の進捗度をマウンドで確かめることにしました。概ね順調です。今日の感触をもとに、また細かい修正を加えて、寒くなってからは、またソフトタッチキャッチボールとシャドーピッチング、そして、走り込みとウエイトトレーニングの日々に戻り、力をつけて春を待ちたいと思います。
ところで、ご存知の通り建さんの移籍が決定的になりました。それにより来年は、私が投手陣のチーム最年長となる可能性が高くなってきました。入団した時のことを思い出すと、まさか私がそんな立場になるとは思いませんでした。ちょっと頼りない面はあると思いますが、まずは野球に取り組む姿勢で手本となり、試合でも周りが納得するような結果を出していきたいと思います。
森笠も移籍会見をしました。これで、私にチョッカイを出して来る人間がまた一人減りました。やっぱり寂しいです。
しかし、この世界に移籍は付き物です。チームが変わっても10年間、カープで共に過ごした思い出が消えてしまう訳ではありません。私にとっては、建さんはいつまでも尊敬する先輩であり、森笠は苦楽を共にした同期入団の仲間です。
建さんには、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました。メジャーを目指しているようなので、心から応援したいです。
森笠とは、対戦する可能性もあるので、その機会を楽しみにしておきたいと思います。
今日、秋季キャンプを打ち上げました。あまり経験のない大野練習場での残留キャンプでしたが、個人練習の時間を存分にとることができたので、フォーム作りの過程にある私にとっては非常に有意義なキャンプでした。
これからは、完全に自主練習となりますが、春のキャンプインまでにフォームを固める為には、まだまだやるべきことがあります。下半身強化も含めてこれからも練習を継続していきたいと思います。
ここ最近は、私にとって刺激になる出来事が多くありました。まずは、日本シリーズ。テレビでの観戦でしたが、手に汗握る試合の連続でとても勉強になりました。大きなゲームになればなるほど選手の精神面がゲームの流れに大きな影響を及ぼすので非常に興味深かったです。各リーグを勝ち抜いた強いチームが、この時期になってもなお実践でしのぎを削り、経験を重ねている訳ですから、私達は相当気持ちを込めて練習をしなければならないと感じました。また、優勝した西武ライオンズの失敗を恐れぬ驚異的な積極性に、感動すら覚えました。来年はこういった強いチームにも勝たねばなりません。チームとしても、個人的にもやるべきことはまだまだたくさんあります。
そして昨日は、メジャーリーガーとして1年間を戦い抜き帰国した黒田と食事をしました。本当に久しぶりに会ったはずなのにあまりそういった感じを覚えなかったのは、不思議な感覚でした。色々な話しをしましたが、やっぱり日本にいる時と違った苦労は尽きないようです。言葉の問題などは、私もドミニカ共和国に長く滞在していたので想像がつきますが、意外だったのは、アメリカ国内に存在する時差に苦労したと話していたことです。数時間の差ではありますが、遠征を繰り返していくうちにジワジワと効いてくるようです。いずれにしても、苦難を乗り越えて戦い抜いた精神力は素晴らしいと思います。
「プレーオフでの2勝は自信になった。」
と笑顔で土産話を締めくくったのが印象的でした。約11年前、ドミニカ共和国のホテルのレストランで、言葉が通じないことに怒って私達を置いて部屋に帰ってしまった黒田とは別人です(入団への道・第5話)。話しは逸れますが、私の携帯は、「くろだ」と入力すると、予測変換の欄に「黒田博樹」と表示されます。これには、流石に驚きました。完全に著名人扱いですね。このように予測変換にあらかじめインプットされているのは、「ながしま」と入力した時の「長嶋茂雄」など日本人なら誰もが知っている名前ばかり。大きくなったものです。でも、そんな黒田がアメリカでも頻繁に私のブログをチェックしていることを知って笑ってしまいました。来年は、このブログを通じて海の向こうに、個人的にもチームとしても嬉しいコメントをたくさん発信することができるように頑張ろうと思います。
急に寒くなってきましたね。皆様、如何お過ごしでしょうか?私は、ちょっと体調を崩した時もありましたが、練習のほうは毎日元気にやっています。フォーム作りの方向性も固まりつつあり、進捗度は40パーセントといったところです。これからは、ブルペンで捕手を座らせたりしながら、微調整を加え、今月中にはストレートならしっかりとコースに投げ分けられる状態に仕上げていきたいと思います。
今日は、10月30日に中学1年生のシニアリーグ(硬式野球チーム)に所属する野球少年からもらった質問に答えたいと思います。答えるのが遅くなってすみませんでした。まずその質問の文章を読んで感じたのは、内容がしっかりとしていて立派であるということ。そして、練習もよくやっているようですし、野球に対して凄く真面目に向き合っている感じがします。今の姿勢を持ち続けて、野球に取り組んでいけば必ず上達すると私は思うので、ぜひ、頑張って下さい。それでは、質問に答えます。
Q・学校ではバスケットボール部に所属していて、毎日、帰宅後にロングラン、坂道ダッシュ、素振り、ティーバッティングなどを行っているが、これについてどのように思うか。
A・平日は、部活でバスケットボール、休日は、シニアリーグで硬式野球というパターンですね。早い段階から硬式野球をやりたいという判断であったのなら、学校での部活動に、野球部(軟式ボール使用)ではなく、バスケットボール部を選んだことは凄く賢明な判断であると思います。バスケは、瞬発力、持久力共に必要とされる非常にハードなスポーツであると思うので、野球に必要な下半身の強さが充分に得られると思います。平日は、部活動で下半身強化を図り、週末はシニアリーグで野球の技術練習という今の流れは、成長期にある選手にとって理想的ではないでしょうか。私の場合も、中学生の時は、休日は硬式ボールを使用するシニアリーグでプレーしていましたが、平日の部活動も野球部(軟式ボール使用)に所属していたので、休日は硬式、平日は軟式という少し無理のある野球生活を送っていました。硬式野球と軟式野球は、どちらも経験した人は分かると思いますが、似て非なるものです。使うボールの重さや形状が違うのですからそれも当然です。投げる際のリリースポイントや打つ際のバットの出し方も変わってきます。同時期の掛け持ちは、自らの経験をもとに言えば、あまり勧めません。どちらかに徹するべきであると思います。なぜなら、フォームを崩したり、怪我をする可能性があるからです。しかし、当時から相当な野球好きだった私が、平日に野球部の横で、違う種目に没頭できたかと考えると疑問です。質問をくれた中学生のあなたの場合も、野球部の姿を見ると仲間に入りたくなることがあると思いますが、高校やその先でも野球をやる為の正しい判断であると思って我慢して下さい。
帰宅後の練習は、それで充分だと思います。走るほうは、部活で質量共に足りているように思うのであまり無理をしないようにして下さい。付け加えるなら、ティーバッティングをするスペースがあるようなので、時々、ネットに向かってボールを投げるなどして、感触を確かめておいたら良いと思います。
Q・野球は身長が高いほうが有利であると言われますが、食生活やその他の面で何か気をつけることはあるのか?
A・投手の場合は、身長が高いほうがスカウトの目に留まりやすいというメリットがありますが、身長が低くても立派に活躍している選手はいっぱいいるので、あまり関係ないでしょう。それより、自分の体格に合ったプレースタイルを確立するほうが大事であると思います。いずれにせよ、強い体を作るという意味で、月並みですがバランス良く食べて、よく寝ることは必要です。成長期にある今、実はこれは練習以上に重要なのかも知れません。質問の内容から推測すると、夜遅くまで練習に励んでいるようですが、それによって、食事や睡眠時間が削られるようではいけません。私の場合は特に変わったことはしていませんでしたが、とにかくたくさん食べてよく寝ていました。中学時代の朝、眠いと感じた記憶がないので、常に充分すぎるくらい寝ていたのだと思います。それが、現在まで怪我なく野球をすることができているひとつの秘訣なのかも知れません。
Q・シニアリーグの監督や両親は「勉強が第一」と言いますが、広池さんはどのような中学生生活を送っていたのか?
A・私の場合は、やっぱり「野球が第一」だったのかも知れません。しかし、中間テストや期末テスト、その他の定期テストで学年での順位が出るシステムだったので、テストではいい点数をとっていました。負けず嫌いですから。普段は、家に帰ってからはさほど勉強はしていませんでしたが、学校での授業にはとにかく集中していました。ノートもしっかりつけて、テスト前の勉強が短時間で効率的に行えるようにしていました。3年生の夏に、部活とシニアリーグを引退してからは、受験勉強に全力を尽くしました。この期間は逆に殆ど野球をしていません。後にも先にもこれほど勉強をしたことはないでしょう。私の場合は、東京六大学で野球をやりたいという気持ちがあったので、その附属高校に狙いを定めました。附属高校に入ってしまえば、もう受験勉強を経験することなく、野球に集中できるという気持ちもありました。結局は、この期間、これだけ勉強に没頭したのも、その後の野球の為だったのです。このように常に私の心の中心には野球がありました。そういった意味で、私の中学時代は、間違いなく「野球が第一」です。
この質問をくれた中学生のあなたが、近い将来にどのような展望を抱いているかは分かりませんが、いずれにせよ、監督や両親が言われるように勉強は疎かにしてはならないと思います。少なくても、学校の授業やテストには全力を傾けるべきです。知識を習得する為の集中力や要領、テストへ向かっての計画性、勉強の為に他の誘惑を断ち切る忍耐力、いい結果を得られた時の達成感や、悪かった時の悔しい気持ちと、反省を次に繋げる実行力などは、野球にも共通する部分が多いと思います。実際に勉強で得た知識も重要ですが、実はその過程にこそ非常に得るものがあると思うので、ぜひ頑張って欲しいです。必ず、野球にもプラスになると思います。ただし、繰り返しますが、睡眠など削ってはいけないものは、削らないこと。時間をうまく使えば、両立は可能です。
野球を頑張ろうとしている少年のことを思うとつい熱くなってしまい、随分と長くなってしまいました。それでも、最後にひとつだけ。あなたが、野球に一生懸命取り組むことができるのは、両親をはじめとする周りの人のお陰です。常に感謝の心を持ち続け、その言葉に耳を傾けることを忘れずにこれからも歩んでいって下さい。私も、野球を志す人達の励みになれるように頑張ります。
今日は、「Doスポーツ」と銘打ったイベントに出席する為に、10時に始まった練習を早めに切り上げて、広島市安佐北区の可部南小学校へ行ってきました。
このイベントは、数年前から毎年この時期に行われるようになり、選ばれた広島市内の小学校へ選手が4人1組くらいになって訪問して、生徒達と一緒に実際に野球をやりながら触れ合うというものです。私達の服装はもちろんユニフォーム。ジャージや普段着でやるよりも、ユニフォームのほうが生徒達の受けがいいです。今日、可部南小学校へ行ったのは、私と佐藤、吉田、山内。私以外は若い選手ばかりでしたが、若い選手は、こういった時でもしっかりと体を動かすことができるので、迫力ある実技の見本を生徒達の前で披露することができます。今日も、佐藤が投げた速球と(もちろん使用したのは持参した硬球)、山内がティーバッティングで連発したホームラン(これは軟式ボールを使用)にどよめきと歓声があがっていました。
私はと言うと、生徒とのキャッチボールと、50メートル走には参加しましたが、それ以外は、もっぱらマイクを片手に、司会進行役と技術的、精神的な部分の解説に徹しました。若い選手がガンガン動いて見本を見せて、私が喋るという役割分担はうまく機能していたと思います。
今日、参加したのは6年生の3つのクラスの生徒達。野球やソフトボールを本格的にやっている生徒もいれば、全く興味のない生徒もいますし、当然、女子生徒もいます。毎年、参加して思いますが、ここがこのイベントの難しいところです。みんなにそれなりに楽しんで貰う為に色々と工夫はしますが、限られた時間内ではなかなか難しいことです。そんな中でも、全ての生徒に共通しているのは、実際に選手と触れ合いたいという気持ちであると思います。その為に、今日はなるべく多くの生徒に声を掛け、そして、選手に対する質問の時間を長く設定しました。こちらから、質問内容は問わないと言った途端に、多くの生徒が競うように手を挙げて盛り上がりました。「今までで1番高い買い物は?」とか、「好きなお笑いタレントは?」など、野球とは離れたところの質問も多くなりましたが、これでいいと思います。内容に関わらず、生徒が手を挙げて発言し、選手が答えるということ自体に大きな意味があり、野球から離れた質問に選手が答えるからこそ、普段は見えない野
球選手の素顔を知ることになり、生徒が私達に親近感を覚えるようになってくれるのです。
私達にとっても、時には練習から離れ、子供達と接することは有意義な時間です。教えることによって、学ぶこともありますし、何より子供達の生き生きとした表情からパワーが貰えたような気がします。楽しい話しも、時には、先生方が求めるような真面目な話しもしました。いずれにしても、今日、一緒に時間を共有した生徒達にとって、少しでも野球に興味を持つきっかけになったり、今後生きていく上でのちょっとした刺激になってくれれば嬉しいです。
私が、子供の頃を思い起こせば、プロ野球選手が学校に来るなんて考えもしなかったし、実際にそういったことはありませんでした。確かに、昔は多くの男の子が野球に夢中になり、プロ野球に興味を抱いている子供も今に比べると随分多かったように思います。しかし、時代は変わりました。プロ野球選手と子供達が触れ合う今日のようなイベントは、球界の未来の為にも益々重要になっていくように思います。それと同時に、自らの子供の頃のことを考えると、自分の住む街にプロの球団がある広島市の子供達を少し羨ましく思いました。
明日からは、自らの練習に戻ります。今日、生徒の前で話したことを実現できるようにしていきたいと思います。
中2日空いての投稿となりました。何か久しぶりの感じがします。皆様、如何お過ごしでしょうか。
私のほうは、今日で残留キャンプの第2クールが終了しました。相変わらず、フォーム固めの為のキャッチボールと、下半身強化の為の走り込みに明け暮れています。フォーム固めのほうは、チェックポイントに様々な変更を加え、試行錯誤を繰り返しながらも、少しずつ目指すところに向かっています。一筋縄にはいかない長い道のりですが、決して諦めることなく強い気持ちを持って取り組んでいきたいと思います。
今日のランニングはロードワーク。青木勇人、永川、河内と共に、高低差のある道を40分程掛けて走り抜きました。最初は、4人で冗談を言いながら、そして、時には宮島へ観光に向かう為に渋滞となった車の中からの声援に手を振りながらの余裕のランニングでしたが、次第にみんな口数が減り、息が荒くなっていきました。特に、このメンバーの中では、長距離走が苦手な永川(短距離、特に200メートルくらいはチーム有数の速さです。本人の名誉の為に付け加えておきます。)は、先頭を引っ張る私に何度も、
「広池さん、早過ぎ!もっとゆっくり行きましょうよ!」
と文句を言いながら何とか付いて来ている状態でした。
長い道のりを走破して、いよいよ大野練習場まで残り1キロを切った時でした。私達の後ろにクラクションを鳴らして1台の車が止まりました。トライアウト受験に備えて練習へ向かう途中の大須賀でした。すると永川が、
「車に乗せて貰おう。」
と言い出しました。冗談だと思って聞き流していると、次の瞬間、本当に車に乗り込んで、呆気にとられて立ち止まった3人を置いて走り去っていきました。ゴールした後に顔を合わせた時、私達3人から、
「根性なし!」
と槍玉にあげられたのは言うまでもありません。しかし、このマイペースぶりには、恐れ入ります。
今日、一度は根性なしのレッテルを貼られた永川でしたが、話しはもう少し続きます。私が、練習を終えて用事があったので、先に帰った永川に電話をしました。すると、周りからは、金属製のウエイトトレーニングの器具を動かした時に出る音が聞こえます。
「あれ!?お前、ウエイトやってるのか?」
てっきりランニングで疲れ果てて早く帰ったと思っていた私は驚いて聞くと、
「はい。オフはいつもやっていることですから。」
と、さらりと言われました。
う〜ん。やっぱりやりますね。陰の努力を惜しまないその姿勢。頼もしいです。負けてはいられません。それを知った私は、もう一度トレーニングルームに戻り、約30分間シャドーピッチングに汗を流しました。
シャドーピッチングと言えば、毎日、コメントを投稿して下さる、おおとんび!さんから質問を頂いていましたね。タオルを使ったシャドーピッチングのコツは、とにかく無駄な力を抜くことです。下半身の力が、体幹、肩甲骨、肩、肘、手首、そして指先と正しい順序で伝わった時に、初めて指先に付けたタオルが空気を切る気持ちのいい音を奏でます。大きなタオルの音を聞こうとして、力任せに腕を振っても決して思い通りにはなりません。あとは、タオルを決して強く握らないこと。私の場合は、リリースの時に手首が寝てしまい、ボールがシュート回転してしまう癖があるので、手首を立てて、中指でしっかりボールを押し込むようなイメージを作るために、タオルを中指に軽く引っ掛けただけの状態でシャドーピッチングを行います。これだと時々、腕を振り抜いた後、タオルが指先を離れて真後ろに飛んでいく時がありますが、気にしません。むしろ、スムーズに腕が振り抜けて手首が上手く使えた証拠であると思います。一度、お試し下さい。