2008年7月アーカイブ

まずは、管理人のほうからもありましたが、昨日の当サイトの不具合の件を心からお詫び申し上げます。トラブルが発生している時間帯にアクセスを試みた方、無駄なお時間をとらせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
さて、本日も私達は、休日でした。この2日間、野球から離れて、自然の中で家族と過ごしました。普段とは全く違う、ゆったりとした時間を過ごすことで、リフレッシュできたと思います。
明日から、自分らしく、自然体で野球に取り組みたいと思います。

今日から2日間は、オールスター期間の休日です。1軍もファームも、オールスターに出場する選手以外は休みです。
練習をしたい気持ちもありますが、最近、イレ込み過ぎた部分があったので、少しの間ですが、野球から離れて心身ともにリラックスさせて、また明後日から頑張りたいと思います。

今日は、大野練習場で練習を行いました。
今日は、ブルペンには入らず、キャッチボールを繰り返しました。昨日、ここで書いたテイクバックの際の脱力をテーマに掲げて投げ続けましたが、満足感は70%くらい。すぐには、マイケル・ジョーダンのように、美しく、しなやかな身のこなしをすることはできませんでした。
「適正な脱力」を妨げるの要因は、自らの心の中にあります。結果を必要以上に強く求めたり、失敗への恐怖感が、力みを生みます。私は、何度かこの力みが原因で失敗してきました。私は、先日の市民球場での親子ゲームでの失敗の後、心に誓いました。
「もう二度と、力みが原因の失敗は犯さない。」
違う要素が要因の失敗なら、まだ許すことにします。しかし、力みによる失敗はもう許さない。そう固く決意した上で、今後の練習や試合に臨みたいと思います。そうすれば、ゴロを打たせる私の持ち味が、必ずまた発揮できると信じています。

今日は、由宇球場で練習を行いました。
今季何度目かの再出発の日。
午前中のピッチング練習では、求めているレベルまでは到達できなかったので、昼食とランニングが終わった後に、再度、丁寧にキャッチボールを繰り返しました。あまりに投球数が多かったので、前半は小島、後半は大島と相手を変えましたが、投げた分だけの成果はありました。
ここ最近のブルペンでの好調は、テイクバックをコンパクトにして、前で大きく強く腕が振れるようになったことが要因ですが、一方で、投げるほうの腕の軌道を意識して変えることは、とても難しいことであり、少し間違えると、フォームを大きく崩す危険が伴うことも今までの経験で感じていました。
「腕は下半身の動きに導かれて振られるもの」であることを考えると、フォームを修正する際は、まず下半身の動きを修正するのが基本です。私は、今日、その基本に立ち返り、投げる左腕のことは忘れ、下半身とグローブをはめている右手の動きに修正を加えてキャッチボールを繰り返しました。結果としてテイクバックの際に、左腕から無駄な力が抜けていい感じになりました。狙いは当たっているように思います。
「スポーツは脱力を覚えたら一流」。私は、何かの本で見たことがあります。適正な脱力をする瞬間があるからこそ、力を入れるべきところで、しっかりと力を込めることが可能になり、無駄な力を抜くことでしなやかな動きが実現するということを言っています。
私は、バスケットボールの「神様」とも称される、マイケル・ジョーダンの動きをテレビで観たときに、この言葉が非常に的を得たものであると感じました。
ずいぶん昔の話になりますが、私がドミニカ共和国に野球留学へ行っていたときのことです。ある日、私は、テレビでNBAファイナルの模様を観戦しました。すぐに目を奪われたのは、その時代に黄金期を迎えていたシカゴ・ブルズのスーパースター、マイケル・ジョーダンのまさに神懸かり的なプレーでした。体のどの部分にも力が入っているように見えないのに、いや、無駄な力を一切排除できているからこそ、そのプレーは、どこまでも速く、どこまでもしなやか。そして、正確無比。バスケットボールに関しては素人の私ですが、その身のこなしに心を奪われ、感動さえ覚えました。
話は、長くなりましたが、投球フォームに関しても、適正な脱力は、非常に重要なことです。そして、私にとってその習得は、入団時からの永遠のテーマでもあります。今日のようなキャッチボールを続けて、少しずつでも確実に目指す形に近づきたいと思います。

今日も、市民球場でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
試合は、2対1で勝ちましたが、私の登板はありませんでした。
この親子ゲーム(同じ球場で、昼はファームが、夜は1軍が試合を行うこと)の3連戦に照準を合わせ、アピールしようと意気込んでいましたが、空回りしてアピールは失敗に終わりました。
残念ではありますが、これでシーズンが終わる訳ではないので、明日から投げ込みをして、ちょっとのことでは崩れないフォームを作りたいと思います。
金曜日の試合、私が登板するとき、たくさんの温かい拍手を頂きました。本当に嬉しかったです。ありがとうございました。でも、期待に応えるような投球ができず申し訳ございませんでした。
昨日と今日は登板がありませんでしたが、試合後、グランドに出た時、スタンドの方々からたくさんの激励の言葉を頂きました。本当にありがとうございました。
その言葉を聞いて、私には下を向いている暇などないことがわかりました。
親子ゲームの「子供」のほうで試合に参加したのは、実は本当に久しぶりのことでした。試合後に、グランド上で、そして通路で、ナイターに備えて練習に向かう1軍の選手とすれ違うたびに悔しさがつのりました。明日から、猛練習です。必ずもう一度はい上がりたいと思います。

今日も、市民球場でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
試合は、最終回に4点を挙げて追い上げましたが、4対7で敗れました。
私の登板はありませんでした。
今日もブルペンでの投球はまずまず良かったと思います。
二度と昨日のようなことにならないように、ブルペンでの状態を試合に繋げられるように対策を練り、実行したいと思います。
話は変わりますが、今日行われた、南埼玉大会の決勝で、母校の立教新座高校が敗れました。とても残念です。ここまで来たら甲子園で躍動する母校のユニフォームを見てみたかったです。でも、本当によく頑張りました。勝ち上がる度に、私達OBに喜びを与えてくれた後輩達に感謝したいです。

対サーパス戦登板 2008年7月25日

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今日は、市民球場でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
試合は、8対7で勝ちました。
私は、7回に1イニング登板しましたが、やりたいことができず1点を失いました。アピールするチャンスだっただけに残念でなりません。
修正して、明日からまた頑張ります。

今日は、由宇球場で練習を行いました。
私は、最近の良い感触を試合での登板に繋げる為に、ブルペンに入りました。明日から3連戦がある為、球数は少なめにしましたが、試合を想定して、カウントをとって実践感覚でピッチングをしました。100%満足とはいきませんでしたが、充分な成果を得ることができたと思います。明日からの試合は、スムーズな動きを妨げる力みだけには気をつけて、内容と結果の両方を求めていきたいと思います。
それでは、今日は、昨日頂いた質問にお答えしたいと思います。
Q・一日に何キロくらいの走り込みをするのか?
A・シーズン中は、それほど長い距離は走りません。走るとしたら、疲れを抜く目的で、ゆったりとしたペースで20分とか30分とか時間を決めて走ります。野球はどちらかと言えば瞬発力を必要とする競技なので、走り込みをする場合でも、ダッシュやインターバル系が中心となります。ただし、オフは、私の場合、スタミナ強化を目的として、少し長めの距離を走りますが、その場合でも、2キロ走を4セットか5セットくらいなので、トータルしても10キロを超えることは稀です。
Q・カープの公式HPのファームレポートは、誰が書いているのか?また、それを選手は読むのか?
A・あのコメントは、ファームに帯同している球団の人が書いていると思います。最近は、パソコンを開く機会が減ったのであまり見ることができませんが、数年前、ファームで先発をしていた頃は、よく見ていました。逆に、最近よく見ているのは、RCCカープの携帯サイトの中の「山崎タイムス」です。やっぱり監督が何を書いているか、選手は気になるものですからね。
以上です。私の母校が地区大会(南埼玉)で健闘しているので、私も後輩達に負けないように頑張ります。

今日は、自主練習の日。汗はしっかりかきましたが、ボールは握らず、肩と肘を休ませました。明日は、試合を想定した強めのピッチング練習を行い、その後の試合に備えたいと思います。
それでは今日は、最近頂いた質問にお答えしたいと思います。
Q・プロ野球選手がプロ野球の試合を観戦するときは、どうするのか?
A・まず、1番多いのが、主催球団の関係者に連絡して、招待券を出してもらう形です。ただ、知り合いがいない場合は、プロ野球選手であることを証明する「選手証」を係員に提示して中に入れてもらう場合もあります。ただし、その場合は席はないので、立見になります。
Q・ブルペンを出る直前に、水を口に含む投手がいますが、その意味合いは?
A・あれは、完全にルーティン(決まった手順)の一部です。従って、水を飲むと決めている投手の場合、喉が渇いていなくても必ず口にするはずです。そういった意味では、「ゲン担ぎ」、「勝ち水」、「力水」的な意味合いを持っています。私もルーティンとして水を必ず口にしますが、普段から水分摂取量が人より多い私の場合は、ゲン担ぎというより、単に喉が渇くのでパフォーマンスを落とさない為に水分を補給するという意味合いが強いです。特にこの季節は、ブルペンで肩を作るだけで相当喉が渇くので、コップ一杯分の水を全部飲み干してからマウンドへ向かいます。
Q・甲子園(高校野球)の思い出は?プロ入り後も、高校野球を観ることがあるのか?
A・私の最後の夏は、県大会のベスト16で敗れました。それはもう悔しかったです。しかし、もっと悔しかったのは、1年と2年の夏です。試合に出場しながら、かわいがってもらった先輩達の力になれずに敗れ、先輩達の涙を見たとき、私も、涙が止まりませんでした。
プロ入り後も、時間があれば高校野球を観ます。この時期は、地方大会の結果のチェックも欠かしません。やはり気になるのは、母校の立教高校(現立教新座高校)の勝敗です。いつもドキドキしながら、新聞を開いています。地元埼玉以外で、毎年特に注目して結果をチェックしているのは、今住んでいる広島、全日空時代に住んだ神奈川、地元に隣接して何かと関わりの深い、東京と千葉。そして、父の出身地である大分、あとは、カープのキャンプ地である沖縄と宮崎。この辺りでしょうか。全国大会でも、今挙げた地区の代表校を自然と応援しています。
今日はこのくらいにします。まだお答えできていない質問には、また後日、時間のある時にお答えします。

今日は、由宇球場でウエスタンリーグのソフトバンク戦が行われました。
試合は、6対2で勝ちましたが、残念ながら私の登板はありませんでした。
ブルペンでの好調は続いています。できれば、今日は本当に、心から試合で投げたかったですが残念です。明日は、自主練習となったので、ピッチングはできませんが、明後日は試合を想定した強めのピッチング練習をして、今のいい感触を試合での投球に繋げることができるように調整したいと思います。
暑い日が続きますが、個人的には状態は上向きです。ただ、夏場は消耗が激しいので筋力が落ちてしまいがちなので、これから大野練習場に着き次第、全身のウエイトトレーニングを行い、筋力アップを図りたいと思います。

今日は、広島県山県郡北広島町(豊平)でウエスタンリーグのソフトバンク戦が行われました。
試合は、0対1で敗れました。先発の今井は、被安打1で完投。しかし、惜しくも負投手になってしまいました。私は、終盤に3度肩を作りましたが、今井の好投もあって登板はありませんでした。ブルペンでの状態は相変わらず良かったです。これで、いい状態が4日続きました。今回はなぜ状態が上向いたのか分析も出来ているので、あとは試合での登板を重ねて、形にするだけであると思っています。
今日は、試合後、少年野球教室がありました。ファームでは、時々こういった機会がありますが、とてもいいことであると思います。限られた時間内ではありますが、私は全力で協力するようにしています。なぜなら、私が子供の時に、あるプロ野球選手(正確には元プロ野球選手)に掛けてもらった言葉によって、凄く大きな自信を得たからです。
それは、小学5年か6年の時でした。埼玉県の越谷リトルリーグに所属していた私は、関東を制覇した強豪チームのエースで4番として活躍していました(軽い自慢です)。ある日、いつものように練習していると、そこに、監督の依頼で元ロッテの名投手で、175勝を挙げた成田文男さんがやって来ました。1970年代に、切れ味鋭いスライダーと、絶妙のコントロールで、木樽さんや村田兆治さんらと共にロッテの一時代を築いた名投手です。ご存知の方もいらっしゃると思います。
その成田さんが、私の投球練習を見て一言。
「直すところがない。このまま頑張ればプロ野球選手になれる。」
これを聞いた私がどれだけの自信を掴んだことか。まさに、天にも昇るような気分。元々、その頃の私は自信満々なところがありましたが、松坂投手風に言えば「自信が確信に変わった」瞬間でした。
その後、成田さんは、打撃練習の投手を務めて下さいました。成田さんのストレートはとてもキレが良かったですが、ノリノリの私はガンガン打ち返していました。すると突然、成田さんは得意のスライダーを投げて来ました。私は、驚いて「うわっ!」と声を上げながらも、バットのヘッドを残して何とかセンターまで持っていきました。私は驚いて成田さんの顔を見ると、また成田さんが一言。
「驚いたのはこっちのほうだ。たいしたものだ。」
この言葉を聞いて、私は小躍りしたくなるほど嬉しく思いました。
私にとって、成田さんが来てくれたこの1日は、本当に掛け替えのないものになりました。成田さんがその時言って下さったようには、順調にはいかず、紆余曲折はありましたが、この1日が、私の野球人生において大きな力になったのは間違いありません。
この経験から、子供にとってプロ野球選手の言葉が、どれほど影響力があるのかを学びました。
従って私は、今日のように野球を教える機会があれば、いつも全力で接するようにしています。私は成田さんほどの実績はありませんが、熱意が伝わって、野球をする上での力となっている子供が一人でもいてくれたら嬉しいです。

今日は、由宇球場で練習を行いました。
明日からまた試合があるので、今日はブルペンには入らずに、守備練習とランニングを中心としたメニューをこなしました。キャッチボールの感触は今日も良かったです。練習では、いいボールが行くようになりました。今必要なのは、練習での投げ込みより、試合での登板であると思います。そこで、どれだけ高い確率で低めにキレのある球を投げることができるか。その段階に来ていると思います。これからも、ひとつひとつの登板を大切にして、結果と内容の両方を求めていきたいと思います。
ところで、昨日は、ファームの試合がGAORAで中継されていたこともあって、いろいろな人から激励をいただきました。このサイトのほうにも、たくさんのコメントをいただきありがとうございました。現状の悔しい気持ち、そして、皆様からの激励の言葉、その全てを力に変えて上を目指したいと思います。

今日も、鳴尾浜球場でウエスタンリーグの阪神戦が行われました。
試合は、2対0の完封勝ち。昨日の雪辱を果たしました。
私は、2点リードの8回から登板。1イニングを、内野ゴロ2つと三振で3者凡退で切り抜けました。
今日も、昨日同様、ブルペンでは、しなやかに腕を使うことができて、とてもいい状態でした。試合では、何球か余分な力みが出てしまいましたが、全体的にはうまくまとめることができたと思います。この形を固めて、試合の中での精度を上げていきたいと思います。
今日は、暑い中、先発の齊藤がヒットを打たれながらも、粘って7回まで無失点で切り抜けたので、後を受けた私が点を与える訳にはいかないと、気合いが入りました。試合展開上も大事な「0」をスコアボードに記すことができて良かったです。次も、結果と共に、更なる内容の向上を目指していきたいと思います。

今日は、兵庫県の鳴尾浜球場でウエスタンリーグの阪神戦が行われました。
試合は、1対6で敗れました。中盤までは競ったゲームでしたが、ミスをきっかけに流れを失ってしまいました。
私は、今日は登板がありませんでしたが、ブルペンでは、テイクバックがうまく脱力できて、コンパクトになった分、前で大きくしなやかに腕を振ることができました。ボールを受けてくれた捕手も、「球の力も、フォームのバランスも最高でした。」と言ってくれました。
今日は、練習の成果がブルペンで現れました。あとは、試合でも力むことなく投げることです。
昨日は、宿舎の近くにある甲子園球場で行われていた、阪神対ヤクルトの試合を観戦しました。目的は、久しぶりに1軍の試合の雰囲気に触れることによって、気持ちを高ぶらせること。そして、同じグランド上で対戦を重ねた相手をネット越しに見ることによって、悔しい気持ちを改めて思い起こし、更なる向上心を煽ることです。そのどちらも達成できたと思います。
明日も、今日と同様に成果のある一日にしたいと思います。

私が、大学の野球部の先輩の勧めを受けて、このブログを始めてから間もなく半年が経過しようとしています。
このブログは、毎日、その日を振り返る貴重な時間を私に与えてくれたのと同時に、今まで持て余していた移動中の時間を有意義なものにしてくれました。
今シーズンは、今のところ満足のいく結果を残していないので、胸を張って言えないのが少し残念ですが、毎日のブログの更新は、もはや生活の一部となり、私の力になっているように感じています。
そして、何よりブログを始めて良かったと思うのは、皆さんからの激励の言葉を頂ける点です。中には、おおとんび!さん、yossyさん、まっつんさんのように、ほぼ毎日、気持ちのこもったコメントを投稿して下さる方もいますし、國安さんのように、パンチの効いたユニークな文章で、和ませて下さる方もいます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私も毎日欠かさず読んで、力を頂いています。ありがとうございます!
ここに直接コメントして下さる方以外でも、サイトのほうにメールを下さった、こうごのおじさんをはじめ、岩国市のとってもフォームに詳しい方、今年おみくじで三回出た大吉をひとつ捧げてくれた方、鳥取のトレーニング施設に行ったことがあって、陸上競技の経験のある方、福岡県飯塚市にお住まいの先輩、全日空時代に同じ班だった後輩、そして、私の地元越谷のシニアリーグの後輩。そのほかにも多くの方々から激励の言葉を頂いています。ありがとうございました。
さらに、それ以外でも、私の想像を超える多くの方々が、このブログを読んで下さっていることを知り、嬉しく思っています。
皆様からの激励の言葉に応える為に、そして、私の文章を読んで下さっている方々の期待に応える為に、今後も努力を重ねて、この場所で歓喜の言葉を発信できるようにします。引き続き、応援よろしくお願いします。

今日も、由宇球場で昨日とほぼ同様の練習メニューを消化しました。集中力も高かったですし、充実した、そして成果のある1日でした。
暑さは相変わらずでしたが、昨日よりは幾分湿度が低く、過ごしやすかったような気がします。中国地方はいよいよ梅雨明け。これからが夏本番、そして、ペナントレースも佳境へと向かいます。クライマックスシリーズ進出に向けて熱い闘いを続けるチームの力になれる日が来るように、今は熱い太陽の下で努力を続けたいと思います。
ところで、昨日、投手交代時の「2分30秒ルール」に関しての私の見解(7月13日掲載分)に対して、ご指摘をいただきました。ありがとうございました。少し長い間、1軍から離れてしまっている為、私自身も皆様と同じようにテレビ画面を通じて感じた印象を述べたので、何か他人事のような記述になってしまいました。私も確かオープン戦期間中くらいに、このブログの中で述べた通り、近年の試合時間は長過ぎると感じていますし、観戦されている方、特にお子様がナイターを最後まで見届けることができる時間に終わるように、現場のみんなで努力するべきであると今でも思っています。
ただ、プロの投手の中には、成功体験に基づいた、ブルペンを出る際のルーティン(決まった手順)を持っている人が多く存在します。厳しい戦いの場所に出るにあたり、いつもと同じ動作をすることにより、精神的に安心感を得る為の儀式のようなものなのですが、これが人によってはすごく時間を要することがあります。例えば、ある投手は、ブルペンを出ていく直前に、自分が投球練習を行っていたマウンドを、足で丁寧にならして平らにします。これが結構時間がかかるので、「2分30秒ルール」が制定される以前から、審判から「ブルペンから出てくるのが遅い!」と注意をされていました。その投手は、今年、ルール制定に伴い、長い間続けてきたそのルーティンをやめました。
しかし一方で、シーズンが進むにつれて、「2分30秒ルール」についてあまり言及されなくなったことをいいことに、自らのルーティンを復活させて、自分のペースで時間をかけてブルペンから出てくる投手が存在しているのも事実です。「球界全体で目指す試合時間短縮より、自分の登板のほうが大事」という考えなのでしょうが、これでは、ルーティンを変えてルールを遵守し続けている投手から不満の声が出るのも当然です。この状況を放置しておけば、このルールはうやむやになり、自然消滅するでしょう。まずは、選手の意識が一番大切ですが、今の状況を見る限り、今一度、オープン戦時のように、周りが厳しくチェックしていく必要があるのではないかと思います。
プレーに差し支えがあるほど急ぐ必要はありませんが、投手交代時以外でも、選手の意識によって短縮できる時間はあると思います。選手のちょっとした努力で、試合時間が短縮されて、それによって試合の結末をリアルタイムで見届けられる人が少しでも増えるなら、選手は努力を惜しんではいけないと思います。
まずは、自分から。ルールを守り、いいテンポで投げることで、試合時間短縮に少しでも貢献できるようにしたいと思います。

今日は、由宇球場で練習が行われました。
練習メニューは、アップの後、キャッチボール、ピッチング、守備練習、バント練習、昼食を挟んで、坂道ダッシュ、再びフォーム作りのキャッチボール、そして仕上げはアメリカンノック。この猛暑の中で盛り沢山の練習を、1つ1つ気持ちを込めて行い、充実した1日でした。
今日は、一体どれだけの汗をかいたでしょうか。そして、どれだけの水を飲んだのか。ちょっと水を飲みすぎたのでしょうか。昼ご飯に、うどん一杯とバナナ一本しか食べることができませんでした。普段はこれにプラスしておにぎりを3個は食べているのに・・。えっ!?食べ過ぎですか?
皆さんは、食欲は落ちてないですか?やっぱりこの季節は食が細くなりがちですよね。
私は、食事の30分から1時間くらい前に、水風呂に入ったり、冷たいシャワーを浴びたりして、体全体を冷やします。体が冷えると、汗が止まるので、それ以降、水分を欲しなくなるので、じわじわと食欲がわいてきます。この時期にありがちな水分でお腹がいっぱいになってしまうのを、これで防げますし、何より、スッキリしてご飯が進むのは間違いなしです。
食欲減退による夏バテが心配な方にはオススメです。ぜひ、一度試してみて下さい。私も、この方法で昼にあまり食べられなかった分を、夜に取り戻して、明日に備えたいと思います。

今日は、自主練習の日。練習は、ランニングで軽く汗を流す程度にとどめ、休養を優先させました。
しかし、本当に暑くなってきました。皆様、体調はいかがですか?
私は、今のところは元気ですが、この暑さにを乗り越えるには、本当に気合いを入れていく必要があると感じています。暑いからといって、練習量を落としたくないので、今まで以上に練習後の体のケアや、食事、睡眠への意識を高く持ち続け、疲れをためない努力が必要になると思います。
疲れが出やすいこの暑い夏に、人一倍元気な状態でいられるようにしたいと思います。

今日は、一昨日と昨日いただいた4つの質問にお答えします。
Q・野球選手のサインは自分で考えるのか?
A・私は、小学生のときからプロ野球選手になりたいと強く思っていました。確か、小学4年生のときだったと思います。プロ野球選手になったらサインをする必要があると思い、授業中、ノートの端っこにいろいろなパターンのサインを書き出して、その中から気に入ったのを選びました。その後もひそかに練習を重ねて、今、書いているサインの原形が出来上がりました。他の選手にも聞いてみましたが、みんな自分で考えたと言っています。中には、誰かに相談して決める人もいるとは思いますが、全体的には自作の人が多いと思います。
Q・投手交代時の「2分30秒」ルールはどうなったのか?
どうなったのでしょうかね。現在もそのルールが存在するのは事実であるとは思いますが・・。私も、先日、テレビで試合を観ていて疑問に思いました。投手によっては、明らかに3分を越えている人がいました。オープン戦の時は、厳しく言われていたのですが、最近は何も言われません。うやむやになってしまっている感じが否めません。今までにも、同じようなことがありました。数年前に話題になった、新ストライクゾーン(高めを正規のルール通り今までより広めにとる)や、二段モーションの禁止などがそうです。どちらも、現在は当初に比べて緩くなっているのは明らかです。観ている皆様もそうですが、現場の私たちも戸惑ってしまいます。決めたことはやる。もしくは、実際に運用してみて適合しないと判断したのなら、取り消す。どちらかはっきりして欲しいですよね。
Q・先発希望は?
A・私は、言われたところで働くだけです。ただ、ある程度、長い回を投げることはできると思っています。
Q・選手がつけている首輪は何?
A・あれは、多分、ファイテン社製のチタンが入っている首輪であると思います。血行が良くなるとか、何らかの効果があったと思いますが、詳しくは分かりません。私は、首輪はしてませんが、同じくファイテン社製の、貼ると体が楽になると言われているシールを使っています。首輪に関して、ルール上の問題は全くないと思います。
質問に対する答えは以上です。
今日は、試合の行われた佐伯町へは行かずに、大野練習場に残って練習を行いました。
昨日の試合後に山内コーチとのキャッチボールで得た、いい感触を今日も持続することができました。具体的には、踏み出した右足がしっかりと地面を捉えて、ぶれなくなったことで、球筋に安定感が出てきました。坂道ダッシュなどの走り込みもできましたし、今日は充実した1日でした。明日は、少し体を休めて、また明後日から攻めの練習をします。

今日は、由宇球場でウエスタンリーグの中日戦が行われました。
試合は、3対2のサヨナラ勝ち。
私は、同点の9回に登板しましたが、四球絡みでピンチを作って降板しました。次の投手がピンチを凌いでくれたので助かりましたが、今日の勝利には貢献していません。
大野練習場に帰ってから、早速、山内コーチと下半身の使い方の修正を行ない手応えを得ました。次の登板は、キッチリ抑えます。

今日は、由宇球場でウエスタンリーグの中日戦が行われました。
試合は、2対7で敗れ残念ながら連勝は止まってしまいました。
私の登板もなく、3連投はなりませんでしたが、ブルペンで投げた感じでは、昨日までよりもむしろストレートに力があり、いい状態だったように思います。明日も、しっかりとした準備をして登板に備えたいと思います。
ところで、昨日いただいたコメントの中に、「ファームの試合では抗議はしてはいけないのか?」という質問がありました。私も疑問に思う部分があったので、審判の方に聞いてみました。すると、
「まず前提として、ストライクやボール、アウトやセーフ、フェア、ファールといった判定について抗議することは認められていない。抗議が認められるのは、野球のルール上の疑問が生じた場合のみで、その場合でも抗議ができるのは、チームの監督に限られる。もちろんそれは、1軍でもファームでも同じこと。」
という答えが返ってきました。監督しか抗議する権利がないことは知っていましたが、アウト、セーフなどの判定について抗議することが、厳密に言うと違反であることには驚きました。まあ、プロなのである程度は大目にみてもらっている部分もありますが、選手やコーチが審判の判定に食ってかかること、監督であっても、納得のいかないアウトのコールにベンチを飛び出して抗議することなどは、本当は認められていないのですね。勉強になりました。
そう考えると、先日のソフトバンク対西武戦で、西武の細川捕手の本塁生還を阻止したブロックが、走塁妨害にあたるのでは?と王監督が猛抗議をしましたが、あのような抗議が、「野球のルール上の疑問が生じた場合」に該当するのでしょうか。本来は、抗議できる場面というのは非常に限定されていることがわかります。
「抗議」に関して勉強をするきっかけを与えてくださりありがとうございました。また何かありましたら質問して下さい。できる範囲でお答えしていきたいと思います。

今日も、北神戸でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
試合は5対3で勝って、この遠征は3連勝となりました。
私は、願いが叶って、今日も登板。3点リードの7回2死1塁から、1回1/3を投げました。内容は、打者5人を無安打、与四球1、奪三振1の無失点でした。
昨日と同じように、ストレートが走らず(厳密に言えば昨日より若干向上)、フォークとスライダーを中心とする投球になりました。高めに行く球がなかった点が、抑えることができた要因ですが、四球もありましたし、満足度は高くありません。
昨日、いただいたコメントの中に、私にとっての「満足のいく内容」とは何か?との質問がありました。確かに、今までこれには言及していなかったですね。ご質問いただきありがとうございました。
私にとっての理想の投球内容とは、「ストレートがしっかり指に掛かって、コースに、そして低めに投げ切れること。その上で、そのストレートと同じ軌道から変化球を落とすことができる状態」を指します。結果として、こういった良い状態のときは、内野ゴロが多くなります。意外に思われるかも知れませんが、一番こだわっているのはストレートです。やはり投手の基本はストレート。ほとんどの投手にとってこの思いは共通のものであると思います。
昨日と今日の登板では、変化球がしっかり低めに集まり、アウトは全てゴロか三振なので、これでいいのでは?と思ってしまいそうなところですが、それは、違います。打者に意識させるような、キレのあるストレートが投げられていません。1軍の主力打者になると、これでは打ち取れる確率が下がります。何故なら、低めにボールになる変化球に手を出してくれなくなるからです。ボールになる変化球に手を出してくれるのは、いいストレートが投げられている時に限られるのです。
1軍にいるときは、まずは結果です。いい当たりをされても、アウトが取ることができれば、それでOKな部分もあります。しかし、ファームで戦っている今は結果と共に、内容も厳しく追求するべきです。ここはそういう場所であると思っています。
とは言え、抑えているからこそ、こうやって前向きに内容を反省できる部分もありますし、チームも勝っているので、気分は悪くはありません。何より、久しぶりに連投したことによって、体に試合でしか得られない、いい刺激が入りました。これでストレートも必ず上向いてくると思います。明日からの3連戦も、毎日投げるつもりで準備をします。

今日は、北神戸でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
試合は、初回に取った3点を守りきって、3対1で勝ちました。
私は、2点リードの8回に登板して、1イニングを投げて打者3人に対して、被安打1、奪三振1の無失点でした。
久しぶりの登板だったのが影響したのか、投球の際の踏み込み足が安定せず、キレのあるストレートを投げることができませんでした。それでも、切り替えて低めに変化球を集め、ダブルプレーや三振を取ることができたことは評価できると思います。
内容には、不満が残りますが、今日に関しては、登板して試合での感覚を多少取り戻すことができたこと、そして、無失点でチームに貢献できたことが収穫でした。
出来れば明日も投げたいです。そして、結果だけではなく、内容にも満足できる登板にしたいです。

今日は、北神戸でウエスタンリーグのサーパス戦が行われました。
今日は、バスで球場へ移動中、前が見えなくなるくらいの豪雨に遭遇しました。とにかく凄い雨だったので、私を含めて周りの選手はその瞬間、試合の中止を覚悟しました。雨で登板を流すことが多い今日の先発篠田に対して、その「雨男」としての力量に、感嘆の声があがりました。
「これだけの雨を降らせるなんてやっぱり篠田は凄い。」
しかし、球場に着いてみると、何と晴れています。グランドには水溜まりが多少ありましたが、球場周辺の雨量はそれほど多くはなかったようです。結局、グランド整備に多少の時間を要したものの、試合は30分遅れで始まりました。
実は、私も雨男と呼ばれた時期がありました。ファームで先発をして、最多勝と勝率のタイトルを獲得した2003年、実に私は先発予定の試合を何と10回以上も雨で流して、スライド登板をしています。その年の私は紛れも無く雨男です。
これは、人によると思いますが、私の場合は、先発前日からある程度、緊張状態に入ります。前日の練習は、翌日の体力の消耗を考慮して、軽めの調整になりますし、食べるものも、油っこいものは極力控えて、ご飯や麺類などから炭水化物を多く摂って、長いイニングを投げる為のエネルギーを蓄えるようにします。風呂も、あまり長時間入り過ぎると、少しだるさが残ることがあるので、普段よりは短時間であがるようにします。もちろん睡眠も大切なので、いつもより早めに布団に入ります。このように先発前日は、翌日をいい状態で迎える為に、いろいろと神経を使うことが多く、戦いはこの段階から既に始まっていると言っても過言ではありません。
それだけに、雨によるスライド登板は、何かと神経を使う先発前日を2日連続で過ごさなければならないという点で、負担がありました。しかし、年間10回以上もスライドを経験すると、さすがに慣れて来るもの。雨によって、私は精神的に鍛えられたと言えるでしょう。
当時、ファームの投手コーチだった清川さん(現オリックス投手コーチ)は、雨にも負けず頑張ったその年の私の健闘をたたえて、表は清川さん自らが描いた私の似顔絵(激似!)、裏は「雨男」の象徴、傘マークをプリントした記念Tシャツを作成してプレゼントしてくださいました。今でもそれは、私のかけがえのない宝物です。
話はそれましたが、篠田の雨男としての力量は、当時の私に比べればまだまだであったようです。今日は、グランドキーパーの方々の力もあって、無事に試合ができました。
結果は、打線が序盤に大爆発して15対4の快勝。私の出番がなかったのは残念でしたが、まずは連敗が止まって良かったです。
また少し登板間隔が開いてしまいましたが、明日こそ出番があることを信じて、準備を進めます。

今日は、明日からの6連戦に備えて、大野練習場で軽めの練習を行いました。私は、この連戦をとても大事なものと捉えています。自分のすべきことに集中して、結果、内容ともに納得のいく投球をしたいと思います。
それでは連戦を前に、ドミニカでの出来事を思い出して、気分を高めていきたいと思います。少し長いですが、お付き合い下さい。
前回は、カープアカデミーがセマナ・サンタの休暇中の為、実戦登板から遠ざかるのを心配した上之さんが、サンディエゴ・パドレスアカデミーの監督と交渉して、私の実戦登板(先発)を実現させるという裏技に出たところまでお伝えしました。
「無理を言って投げさせてもらっておいて、みっともないピッチングをするわけにはいかない。」
市民球場での入団テスト以来、何も考えずポジティブにやってきた私が、初めてプレッシャーを感じました。
「いきなり、見ず知らずの日本人がやって来てピッチャーをやっている。守っている野手はどう思うのだろう?もともと先発予定だった投手は腹が立つだろうな。」
いろいろと考えてしまいました。
そして、迎えた4月8日。私は、あまり目立ち過ぎないように、下はカープのユニフォーム、上は地味な色のTシャツというスタイルで、パドレスの一員としてマウンドに立ちました。周りの選手は当然、パドレスのユニフォームで統一されています。私の願いとは裏腹に、やっぱり目立ちまくっています。
いつもとは違う緊張感がありました。力みも出ました。でも、周りの野手は盛り上がっています。みんな1球ごとに私に声を掛けてくれます。ダイビングキャッチもありました。キャッチャーも必死にリードしてくれています。ベンチも含めて、私を心から応援してくれているのが伝わってきました。
「野球って、やっぱりいいなぁ。」
私は、マウンド上で呟きました。周りの選手の掛け声を聞いたり、打球を必死に追う野手の姿を見ると胸が熱くなりました。見ず知らずの私ですが、今、私はみんなの一員です。みんなから力を貰って相手打者と対峙しています。
結果は、3回を投げて、被安打4、奪三振7で失点は1でした。降板後は、みんなから力を貰ったお返しに、ベンチから一生懸命応援しました。まだスペイン語で気の利いた声を出すことはできませんでしたが、手を叩いたり、ベンチに戻って来る選手をハイタッチで迎えたりしました。
応援したかいもあってチームは勝ちました。いつもとは違う緊張感を持って臨んだ試合だったので、勝利のハイタッチの味もまた格別でした。投球内容は決して満足のいくものではありませんでした。しかし、この日に関して言えば、それはたいした問題ではありません。それよりも、野球を通してこんなにたくさんの人と仲間になれたことが幸せでした。みんなと一緒にいたのは時間にすれば、僅か3時間足らずですが、もう何年も一緒に戦った仲間のように思えて、別れる時はとても寂しい気持ちになりました。
サンディエゴ・パドレスのアカデミーのみなさん。私は、みなさんと戦った、野球の魅力がいっぱい詰まったあの試合を、決して忘れません。本当にありがとうございました。
いろいろなことがあったセマナ・サンタ休暇も終わり、再び、カープアカデミーでの練習が始まりました。この時期の私は、投球フォームのことで悩んでいました。ドミニカに来て3ヶ月が経過し、これまでのように目に見える進歩がなくなっていました。良くなる為に、フォームの修正を重ねましたが、なかなかしっくりいかず、フォーム修正の為の投げ込みが、肩や肘を疲労させる結果になりました。
もどかしい日々が続きました。試合でもなかなか結果が出ず、多少焦りもありました。しかし、そんな低迷ぎみの私に、驚くべき情報がもたらされました。
「阿南さんがドミニカにやって来る!」
カープで監督まで務め、その後フロント入りした、あの阿南準郎さんです。驚きました。これは、のんびりしてられません。今の私の状態では、監督まで務めた方を満足させられる訳がありません。今までも必死にやっていたつもりでしたが、さらに気合いが入りました。阿南さんが来るまでの約半月、やみくもに投げるだけではなく、フォームをビデオに収めて検証したりして、野球について考える時間を増やしました。また自主練習の時間を大幅に増やして、その大半を走り込みに充て、下半身強化に今一度力を入れました。
成果は徐々に現れました。腕の振りがシャープになり、球のキレが出てきました。次第に自信も出てきて、投げることがまた少しずつ楽しくなってきました。
私は、その年のドラフトに指名してもらえるような実力をつける為にドミニカにやって来ました。その大きな目標に向かって日々努力してきたつもりでしたが、今思えば、それは比較的長期的な目標であり、少しでも油断するとややぼやけてしまうことがありました。しかし、阿南さんがやって来ることを知った時点で、私に大きな短期的な目標が出現しました。
「阿南さんが来るまでの半月で、ある程度のレベルに到達しなければ、その先の道は閉ざされるかも知れない。」
半月でやらなければならないことが決まったことで、逆算して、その日一日でやるべきことが明確になりました。
私はこの時、大きな目標を達成する為には、それを達成するまでの段階で、中期的、短期的なより具体的な目標設定が不可欠であることを学びました。当たり前のことであるかも知れませんが、それを身をもって体験できたことは、その後の生活に役立ちました。
このように、阿南さんは実際に顔を合わせる前から、私に多大な影響を与え、成長を促してくださいました。その後の直接指導も含めて、阿南さんも私にとっての恩人であることは間違いありません。
そして迎えた5月14日。ついに阿南さんがアカデミーにやってきました。
(私)「はじめまして、広池です。よろしくお願いします!」
(阿南さん)「おー、君か。今日の試合、投げるんだろ。じっくり観させてもらうよ。」
やっぱり、監督経験者。オーラがあります。身なりもキチッとしていて、その話し方も含めてスキがありません。身が引き締まる思いがしました。
しかもその日、私は先発予定です。気合いが入らない訳がありません。
結果は・・。やりました!4回を2安打、奪三振6の無失点。ドミニカに来て15試合目の登板でしたが、今までで最高の出来です。コントロール、ボールのキレ共に良く、ここ最近の練習の成果が形となって表れました。嬉しいです。
意気揚々と引き上げて、阿南さんと上之さんのところへ行くと、上之さんはニコニコ顔でほめてくれました。しかし、阿南さんは顔色を変えずに言いました。
「お疲れさん。まずまずだけど、もう少し腰で投げることをイメージしたほうがいい。あと、足を高く上げるのはいいが、後方に入り過ぎると投球の際の開きに繋がるから注意が必要だ。ブランクがあるのは分かっている。でも、それを言い訳にせず、もっとペースを上げなさい。」
と厳しいお言葉。やはり求めているレベルが違います。でも、今日の私は持てる力を存分に発揮しました。同時に、大きな自信を掴みました。阿南さんは、これから2ヶ月に渡ってドミニカに滞在され、私だけではなく、アカデミーの選手やコーチも含めて指導をされます。今日の感覚を発展させていけば、いつか阿南さんにも認めてもらえるような投球ができるのではないか。そんな希望を抱きながら、私は、アカデミーを離れました。
今日は、ここまでにします。次回は、この好投から2日後の、ある忘れられない悲劇からお伝えします。

今日は、福岡県飯塚市でウエスタンリーグのソフトバンク戦が行われました。
試合は、0対4の完封負け。最近、負けが続いています。何とかしたいという思いはつのりますが、私の登板はありませんでした。
次のカードは、左打者が多いので出番が増えてくると思います。しっかりと準備を進めたいと思います。
しかし、今日は暑かったです。昨日、「暑くても構わない!」なんて言っていたら本当に暑くなりました。九州は、梅雨明けしたと聞きました。今日、飯塚でファームの試合を観戦された方、市民球場で1軍の試合を観戦された方、大丈夫だったでしょうか?この季節のデーゲームの試合観戦は、半分はベンチで過ごせる選手よりしんどいのではないかと思います。でも、こんなに暑い中でも、球場に足を運んで下さる方々がいるからこそ、選手は熱く戦うことができるのです。どうかこれからの季節、暑さ対策は万全にしてご観戦下さい。
私は、学生時代までは、体重が減ってしまう夏場が苦手でしたが、入団前に1シーズン、常夏の国ドミニカ共和国で過ごしてからは、暑さに強くなりました。プロ入り後は、夏場の体重の減少もありません。今は、むしろ夏は得意であると思っているので、これから更に状態を上げていきたいと思います。

今日、福岡市の雁ノ巣球場で行われる予定だった、ウエスタンリーグのソフトバンク戦は、雨によるグランド状態不良の為、中止になりました。
福岡地方は、今日の未明、凄い雷雨でした。寝ていた私も雷の凄い音で目を覚ましました。目をつむっていても感じる強烈な稲光。この世の終わりを告げるかのような激しい雷鳴。布団の中で眠れない時間を過ごしていた私の気分も、窓の外の雰囲気に誘われるように、荒れた方向に向かいました。今季のここまでの悔しいシーズンを振り返って、悔しさ、怒り、悲しみ、焦りなど様々な感情が胸の奥から次々に湧いてきて、私を眠りから遠ざけました。雷が起因となって、寝苦しい夜となってしまいましたが、朝になると雨はすっかりあがり、時折太陽も顔を出していました。
「よし、これなら試合ができるぞ。」
私は、そう思いました。それと同時に、とても明るい気持ちになりました。今の私に必要なのは試合での結果。抑えていれば必ずまたチャンスが出てくると信じているからです。
しかし、それもつかの間。朝食中に早々に発表された試合中止の一報に肩を落とす結果となりました。
「こんないい天気なのになぜ!?」
すぐには気持ちが収まりませんでしたが、仕方ありません。
今年、雨天中止に対して、とても悔しい感情を抱く自分がいます。
この世界に入って10年。何度となく雨天中止を経験していますが、プロ野球選手の雨天中止に対する反応は様々です。しかし、多くの選手は、中止も悪くないと思っているはずです。別に野球がしたくない訳ではありません。ただ、この世界は厳しい世界です。試合があるということは、ヒーローになる可能性もある半面、失敗する可能性もあるということです。どんな選手にも恐さはあるのです。その為、選手は試合に臨むにあたり、大きなパワーを必要とします。いつものように試合に向けて気持ちを高めて、少なからず存在する不安な気持ちを打ち消してグランドに立とうとしています。そんな時、中止の一報が届いたとしたら、どうでしょう。緊張から解き放たれてホッとした気持ちになるのも、人間としてごく自然なことだと理解していただけるでしょうか。これが、連戦中で疲れがたまっていたり、体に不安な部分があったりしたらなおさらです。試合を楽しみにしていたファンの方々には申し訳ない気持ちはあります。それに、中止になった試合もいつかはまたやらなければいけないことも分かっています。でも、少なくてもその日は緊張から解放される。少なくてもその日は、もう何も起こらない。しかもそれが、雨によって思いがけない形でもたらされる休息なので、とても癒されてしまうのです。多少マイナス思考に感じますが、これが多くの選手の本音ではないでしょうか。
私も、以前は雨が好きでした。中止も、たまにであれば歓迎していました。でも今は違います。試合がなくなってしまうと、言わばその日は現状維持です。今の立場からはい上がるチャンスは失われるのです。中止を喜んでいられるのは、現状維持でも構わない選手。繰り返しになりますが、上を目指している選手にとって必要なのは、試合で結果を残すこと。これしかありません。今の私には、中止による癒しは要らないし、そもそも癒されてる場合ではありません。今の時期、晴れたら暑いです。でも、もうこの際、暑くてもいいです。試合をやりましょう!

今日は、福岡市のヤフードームでソフトバンク戦が行われました。
ファームでは珍しく、試合はナイターで行われました。ナイターで試合をすると、1軍のゲームと似た雰囲気を味わうことができます。午前中に広島から移動して、夜に試合ということで、多少ハードではありましたが、こういった機会は、ファームの選手にとっては貴重なものなので、良かったと思います。
しかし、試合は0対2の完封負け。私は、味方が同点に追いついたり、逆転して9回裏があった場合には登板するという、とても意気に感じる指名をもらい、ブルペンで気合いを入れて準備をしていましたが、9回表の味方の攻撃は無得点に終わり、そのままゲームセット。残念ながら登板はありませんでした。
この気合いをそのまま明日に持ち越して、明日の試合にぶつけたいと思います。

今日は、由宇球場で10時から練習を行いました。午前中、みっちり守備練習をした後、野手が昼食を食べている時間を利用して、投手陣はメイングランドで打撃練習を行いました。
1軍では、今の体制になってから、中継ぎ陣は打撃練習をする機会が殆どなくなりました。ファームでは、由宇に来た時に、サブグランドにある「鳥かご」と呼ばれるネットに囲まれたスペースで、バントやバスターの練習を行いますが、外でバッティングをしたのは、私は今年初めてです。
大学まで野手だった私は、打撃には自信がありました。プロに入ってからもホームランを打ったりしました。でも、やはり練習をしていないと打てませんね。今日、それを痛感しました。頭の中ではボールを捕えているのに、バットが出て来ないのでどうしても詰まってしまいます。悔しいです。
投手になってからは、時間があるとどうしても、キャッチボールや守備練習といったほうに目が向いてしまい、そちらに時間を費やしてしまいます。特に中継ぎになってからは、その傾向が強いです。
しかし、今日、久しぶりにフルスイングをしてみて実感したのですが、バットスイングは体全体の強い筋力とキレを必要とする、強度の高い運動です。しかもその動きは、ピッチングに通ずる部分も多いので、本業にも好影響を及ぼすことは間違いありません。1軍にいる時は雨でゲームが流れた時などに、横山とティーバッティングをしていましたが、最近はやっていなかったので、これをきっかけに、週に1回か2回くらいはバットを握りたいと思います。
打撃練習が、ピッチングの際のキレの向上に繋がり、さらに、数少ない打席でのヒットに繋がったら最高です。

今日は、由宇球場へ行く予定でしたが、雨の為、大野練習場での練習に変更になりました。
今日は、ブルペンに入って70球を投げました。最近の試合での投球や、練習でのキャッチボールの感触から、自分自身に大きな期待を持ってピッチングに臨みましたが、結果的には、満足のいく感触は得られませんでした。
変化球は良かったと思います。しかし、ストレートが狙いよりやや高めに行っていました。テイクバックで少し余分な力が入っていたため腕が上体から離れ、遠回りしてリリースポイントを狂わせていたと思います。
原因は分かっています。しかし、分かっているのに実行できなかった腹立たしさがあります。期待していたのでなおさらです。
ピッチングの後、キャッチボールで修正しました。その結果、最後はいい感触を残して終えることができました。
思い通りに行かない日もあります。しかし、それを放置せず、その日のうちに修正して納得がいくものが得られるまでグランドを決して離れない。今日のようにこの姿勢は貫いていきたいと思います。

今日は、由宇球場で10時から練習がありました。キャンプさながらの厳しいメニューでしたが、今日も集中して練習に取り組むことができました。
私は、ブルペンには入りませんでしたが、キャッチボールの球の軌道、回転ともにとてもいい状態です。今は、ある程度思ったところに投げられる状態です。明日、ブルペンに入りますが、よりハードルを高く設定して、より高いレベルに仕上げていきたいと思います。
練習前のミーティングで山崎監督から「もう半年が過ぎた。今日から新しい半年が始まるので気持ちを新たに野球に取り組むように」という旨のお話がありました。確かに、今年に関しては、「もう半年が過ぎてしまった。」という感じが当てはまります。振り返っても悔しい思いばかりの半年でした。しかし、逆に言えば、まだ半分も残っているのです。幸い、今、投球の状態は上向きであると感じているので、巻き返すチャンスはあると思います。監督が言われた通り、また気持ちを新たにして野球に打ち込みたいと思います。