2008年3月アーカイブ

ブログの内容について、少し迷いが生じています。プロは結果の世界。いいときは、話が弾みますが、そうでない時は、何を書いても言い訳になります。
ご存知の通り、名古屋での開幕シリーズで、チームは勝つことができませんでした。カープファンの方々の、落胆ぶりは当然、選手である私にも伝わっていますし、私自身も悔しい思いで一杯です。
「こんな時に一体何を書けばいいんだ!?」これが本音でした。しかし、キャンプ中に、基本的に毎日更新を公言した以上、私の性格上引き下がれません。従って、敗戦のときは、チームの、そして私自身の悔しさを書くことに終始しました。当然これでいいと考えていました。
しかし、寄せられたメッセージの中に、「ここは広池選手を応援する場所」という言葉があり、それを見たとき、また考えさせられました。敗戦の間にも、いろいろなことがありました。私自身のことで、これはぜひ皆様にお伝えしたいなぁと思うエピソードもありました。しかし、やめました。これで良かったのでしょうか?ここは、「私の場所」と考えて下さる方がいる限り、敗戦の中でも私の経験したことで、伝えるべきことがあれば、しっかり発信しておくべきだったのでしょうか。
最近は、スポーツ選手でブログをしている人が、増えていると聞きました。実は、私は、ほかの選手のブログを見たことがありません。こんな時、どういった言葉を発信しているのか。時間があれば、見てみるのも良いかも知れません。
新幹線は、間もなく広島に着きます。野球での迷いはありません。結果を考えすぎるから、力みが生じる。私は、キャンプから確立してきた投球スタイルを実行することに集中して、戦っていきたいと思います。そして、勝つ。勝つことが全てを良い方向へ導いてくれると信じています。
シーズン中は、空いた時間を利用しての更新を考えています。従って今日は、名古屋からの移動中の時間を使いました。まだ、一日の半分しか終わっていない、この時間に更新するのは、如何なものかとも考えましたが、ご了承下さい。16時半からの、市民球場での練習では、シュートのリリースポイントの確認を重点的に行い、明日以降に備えます。

開幕3戦目。今日も白星ならず。今日はどうしても勝ちたかったです。昨日、一昨日ともに、勝機があったにも関わらず、勝てなかった。それだけに、今日は何としても勝つという気持ちが、選手の間に溢れていました。
しかし、プロは結果の世界です。4対0という結果では、批判を浴びても仕方ありません。
地元に戻り、出直すしかありません。明日は、名古屋から広島に戻り、夕方から市民球場で練習です。自分が登板したときに役割を果たせるように、しっかり練習します。

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2008年3月29日
名古屋ドームにて、今季初登板。
少々バランスを崩しても、しっかり踏ん張れるだけのトレーニングは積んでいます。
<写真提供:デイリースポーツ

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2008年3月29日
名古屋ドームにて、今季初登板した広池浩司投手。
<写真提供:デイリースポーツ

今日、今季初登板を果たしました。1回を投げて、被安打1、与四球2で、何とか無失点。キャンプから続けてきた、丁寧に低めに投げて打たせて取る投球ができず、内容の悪い投球でした。
力みが全ての、バランスを崩しました。私にとっての開幕とはいえ、若い選手とは違うのだから、こんなことではいけません。
試合も、惜しいところまでいきましたが、一歩及ばず敗戦となりました。チームにとっても、私にとっても悔しい一日となりました。一度頭を冷やして、しっかり反省して、今度登板するときは、冷静に自分の投球をします。

開幕しました。試合前は、ロッカーや選手サロンなどで、今シーズンの健闘を願って、また、無事に開幕戦のグランドに立つことができることを祝って、監督以下、コーチ、選手、スタッフまで全員とお互い握手を交わしました。開幕ならではの光景です。
また、開幕セレモニーの最中は、「やっとここまでこれたなぁ」と、少し感慨に浸る瞬間もありましたが、プレイボールと同時にそれは、開幕独特の張り詰めた緊張感に変わりました。
試合内容もこれまた、初っ端からブルペンの人間にとっては厳しいものとなりました。結果は、12回まで戦って2対2の引き分け。お互いに、「勝てたなぁ」と思う部分のある試合だったように思います。
私の出番は、ありませんでした。左打者の少ない打線とはいえ、こういった緊迫した展開の中で、指名がなかったことは、やはり悔しいと思うべきですし、今後の登板で信頼を得て、今日のような試合にも登板できるようになりたいと思います。
開幕戦は、ブルペンで待機しているだけでも疲労を覚えるような緊迫した試合でしたが、本当の意味での開幕は、やはり登板を果たしたときであると思います。明日以降も、今日のようないい緊張感を保って、登板に備えたいと思います。
長く、そして緊迫した試合を、見守って下さったファンの方々も、お疲れ様でした。しっかり休んで明日に備えましょう。

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2008年3月27日
開幕前日、名古屋ドームにて投内連携練習に励む広池浩司投手。
<写真提供:デイリースポーツ

今日は、昼過ぎに新幹線で名古屋に到着。宿舎で着替えた後、明日からの相手のドラゴンズについて、普段以上に時間をかけてミーティングを行いました。
その後は、ナゴヤドームに移動して、18時から練習開始。アップ、キャッチボールの後、守備練習、ランニング、体幹やバランスのトレーニングを行い、約2時間半の最終調整を終えました。体は動いています。あとは、自主トレ期間から続く朝型の生活を、ナイターのとき力が出せるように、少し夜型にしていく必要があります。今日は、少し消灯時間を遅らせて、明日はできたら10時くらいに起きるようにしたいです。
観客のいないナゴヤドームの、ピンと張り詰めた静けさの中、打球音と捕球音だけが響き渡る。明日、この場所で、開幕戦が行われるのが信じられない程の静けさが、緊張感を助長します。準備はできました。あとは、自分と仲間を信じて戦うだけです。頑張ります。

今日、開幕のメンバーが発表され、無事にその中に名を連ねることが出来ました。昨年の秋季キャンプから続いた、長く激しい争いを何とかくぐり抜けることが出来ました。でも、もちろん大切なのは、これからです。今後は、チームの勝利に貢献できるように、努力します。
17時からは、市民球場でナイター練習が行われました。
今日は、ピッチングを60球。打者を想定して投げました。少しバラつく球もありましたが、全体的にはまずまずの内容でした。その後は、ランニングとウエイトトレーニングなどで汗を流し、3時間程で練習を切り上げました。
練習後は、ロッカーに戻って、開幕戦の名古屋に送る荷物の荷造りをしました。グレーのユニフォーム、帽子、スパイク、ベルトなどなど、持っていくものはたくさんあります。開幕戦ということもあり、みんないつも以上に念入りに、忘れ物がないかチェックをしている姿が印象的でした。
明日は、いよいよ名古屋入り。気持ちも高ぶってきましたが、あまり早くから気合いを入れすぎても空回りするので、ここは抑えて、ゆったりとした気持ちで、過ごしたいと思います。

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2008年3月25日 広島護国神社にて必勝祈願。
<写真提供:デイリースポーツ

開幕3日前の今日は、市民球場を10時に出発し、広島護国神社へ必勝祈願に行きました。毎年、開幕前の恒例行事となっているので、いよいよ始まるといった感じで、身が引き締まる思いです。日本文化に興味を示し、日本語も積極的に学ぼうとする姿勢が印象的な、コズロースキーも、今日の神社の厳かな雰囲気には、さすがに驚きを隠せず、目が点になっていました。
必勝祈願の後は、市民球場に戻って、練習開始。今日は、ブルペンには入りませんでしたが、キャッチボール、サインプレーの確認、ランニング、ウエイトトレーニング等で、充分に体を動かしました。昨日の休養が効いたのか、今日はとてもよく体が動きました。満足です。ちなみに、最近のキャッチボールの相手は宮崎です。以前、キャッチボールのパートナー選びの重要性についての話しの中で、お互いの投げる距離、球数が似ていることと、気を使わずに、何でも言い合えることが肝心と言いました。そういった意味では、私と同様に、キャッチボールの球数が多くて、普段は無口ですが、こっちが問い掛ければしっかりとした答えを用意している宮崎は、とても組みやすい相手であると思います。
夜は、17時半から市内の焼肉店で、監督、コーチ、選手、裏方さんが集合して決起集会が開かれました。監督はいつも通り陽気でしたが、今年は、コーチや裏方さんも気さくに、選手の席のほうに来て楽しい話をしてくれました。そのおかげで、非常に明るい雰囲気の中で食事をすることができました。
開幕前の緊張感が漂う中、短い時間でしたが、楽しい時間をチーム全体で共有して、より強い一体感が生まれたように思います。
明日は、夕方からナイターで練習です。今日と同じように、成果のある一日にしたいと考えています。

今日は、休日。夕方までは、家族とゆっくり過ごしました。今は、子供を見ているのがとても楽しいです。特に、1歳1ヶ月の娘の成長が著しいです。昨日までの約1週間の遠征の間で、歩ける距離が約3倍くらいになっていました。しかも、よく笑うようになり、手を広げて名前を呼べば、満面の笑みを浮かべて、こっちに歩いてきます。ただ、勢いがつくと、まだ止まれないので、そのまま倒れ込んでくるので結構痛いです。今は、時期が時期だけに、グランドを離れても、野球のことが、頭から離れません。しかし、子供たちと過ごしていると、その間は野球のことを忘れリラックスできます。感謝です。
夕方からは、定期的に通っている、治療院へ行って、鍼治療を受けました。ここの先生は、腰や背中の張りをとるのがとても上手なので、今回のように移動の多かった遠征の後などに、行っておけば、腰や背中に疲れを残さずに済みます。
今日の休みで疲れは取れました。開幕まであと僅か。出来ることは、全てやって、心身共にいい状態に仕上げていきたいと思います。

今日は、オープン戦の横浜戦が行われましたが、登板はありませんでした。
試合は、ルイス、長谷川の力強い投球と、緒方さんの活躍で勝ちました。これで、オープン戦は終了です。昨日のこともあったので、勝って終わることができてよかったです。
キャンプインから今日まで、走り込みを中心とする下半身強化と、左打者へのシュートの修得、そして投球(コントロール)の精度の向上をテーマにして、毎日取り組んできました。
体力面の強化は、とても順調に進んだので、自信を持っています。今年も1年間、元気に投げ続ける為の土台はできたと思います。
投げるほうも、実戦登板の最後に、失点があったのは残念でしたが、成果は上がってきていると信じています。
明日は、休日です。しっかりと疲れをとって、明後日から、また全力で野球に打ち込める状態にしたいと思います。
新横浜を出た新幹線は、まだ、名古屋の手前です。広島はまだ遠いので、目をつむって少し休みたいと思います。

今日行われた、横浜とのオープン戦で、同点の9回に登板し、サヨナラヒットを打たれ、負け投手となりました。
悔しい。それしかありません。たくさん球場に足を運んで下さった、カープファンの方々にも、残念な思いをさせたことが、また悔しいです。
明日、投げる機会があれば、やり返します。

今日は、ナゴヤドームで中日とのオープン戦が行われましたが、登板はありませんでした。
試合は、昨日に続き、逆転負け。オープン戦とはいえやっぱり負けるのは悔しいです。
中継ぎは、失敗がクローズアッブされやすいものです。全国版のスポーツニュースであれば、抑えた場面が取り上げられることはほとんどなく、勝敗に関わるような失敗をしたときには、大々的に放送されます。
そう考えると、地味な役回りであることは、否定できませんが、近代野球では、チームの成績を左右させる、大切な役目であることも、また事実です。
それだけに、私は、誇りに思って務めています。また、ピンチで出て行って、抑えてベンチに戻った時のチームメイトの祝福は、味方にホームランが出たとき以上のものに感じますし、ブルペンの力で、僅差の試合に勝利したときに、継投した仲間と共有する達成感と喜びは、この上なく大きなものです。
だから、私は中継ぎが好きです。また、いちばんの特徴である、体の強さを生かすことができるという点で、この仕事に向いているとも思っています。
乗っている新幹線は、熱海駅を通過しました。オープン戦も、横浜との2試合を残すのみです。自分の課題克服が、まず第一ですが、それに加えて、ブルペンの力が、勝利に結び付くような試合がしたいと思います。

今日は、倉敷で阪神とのオープン戦が行われ、1イニングを投げました。
結果は、打者4人と対戦して、ホームランを1本打たれ、1失点でした。
ホームランは、昨年までカープにいた、同期入団の新井に打たれました。
初球は、外のシュートでストライク。2球目は、低めのフォークで、バットが回りかけましたが、判定はボール。カウントは1-1。ここで要求は、内のスライダー。意図は、左方向へファールを打たせること。これを実行できず、中に入ったところを、しっかり軸で回転されてレフトスタンドに運ばれました。
最近、スライダーにも自信を深めていましたが、今日は、ブルペンから余りキレがなく、受けていた捕手からも注意するように、言われていただけに、非常に悔しいです。
今日の状態であれば、スライダーはもっと体に近いところに、ボールになってもいいつもりで投げなければいけません。
また、次の打者に対する投球も反省が必要です。
桜井に対して、初球は狙い通りの際どいコースだったので、いいのですが、その後の2球は、力みが出て意味のない球となってしまいました。その後は思い直して、丁寧にシュートを投げて何とか打ち取りましたが、打たれた直後に、カウントを悪くするのは、野手にもベンチにも不安を与えるのでよくありません。こんな時こそ、力まず丁寧に投げること。これを今年は、絶対に実行していきたいと思います。
沖縄キャンプから続いていた、実戦登板の無失点も、今日で途切れました。また気持ちを入れ替えて、明日から全力で努力します。

今日、予定されていた高松でのオープン戦は、朝から降り続いた雨の為、中止になりました。
早めの昼食を摂った後、バスで高松を出発。瀬戸大橋を渡って、倉敷のマスカットスタジアムで練習を行いました。止み間なく降り続いた雨のため、練習場所の確保に苦労しましたが、やるべきことはできたと思います。
さて、昨日の「スピードアップ」の話について、「なぜ、いつも規制されるのは、投手ばかりなのか。スピードアップには、打者の協力も必要。」との意見が、寄せられました。私も同感です。投手は、二段モーションの禁止、世界一厳しいセットポジションの際の静止に関するルール(新外国人投手が、来日当初、ボークを連発するのは、ある意味当然)など、既にいろいろな制約を受けている感があります。それだけに、投手陣のあいだに、「またか。」という空気が広がったのは事実です。
しかし、今回はよく話を聞いてみると、野手のほうにも、「むやみに打席を外すことを禁止する。」などの通達が下りていて、審判の方々も、打者に対してそれなりに厳しい姿勢で対応しているようです。
試合時間短縮が叫ばれるようになって久しいですが、今回は、現場が一体となって取り組んでいこうとする意気込みを感じます。
調べてみると、80年代に入ると、3時間ゲームが増え始めて、セリーグでは、88年以降は、平均試合時間が3時間を切ることはなくなりました。
中には、別に試合が長くても構わないと考える人もいるでしょう。私も、全日空に勤務していた頃は、何度か神宮や横浜などでプロ野球観戦をしましたが、「せっかくだから大好きな野球を長く楽しみたい。」と感じていて、延長戦になったりすれば、むしろ「ラッキー!」と思っていました。ただ、野球を観戦しているのは、帰り時間の気にならない人間ばかりではありません。
スピードアップを求める理由はいろいろあるとは思いますが、私にとっては、「ナイター観戦に来た、子供たちも、試合の結末を見届けてほしい。」という一点だけです。付け加えるなら、「民放の地上波で観戦されている方々にも、結末を見てほしい。」という思いもあります。ある意味いちばん大切な、ゲームセットの瞬間に、多くの人に立ち会ってほしい。そして、ゲームを振り返って「楽しかった!」と思ってもらえたら、嬉しいのです。
もちろん、試合時間が短かければいいというものではありません。テンポアップした中にも、内容のギュッと詰まったゲームをする。これが、今のプロ野球選手に求められていると思います。
勝つことが、いちばんのファンサービス。そう考える人は多いと思います。もちろん、私たちにとって勝つ為の努力、技術向上の為の努力がいちばん必要なのは、間違いありません。ただ、趣味の多様化してきた近年、野球は絶対的なものではなく、数あるスポーツの一つとなりました。野球界の未来の為にも、ファンの方々が何を求めているのかを、把握しておく必要が、私たち選手にもあるのではないかと考えるようになりました。
渋滞にはまり、少々時間がかかりましたが、バスは岡山駅前の宿舎に到着しました。部屋に着いて、カーテンを開けると、悠然と「N700系のぞみ」が、岡山駅にすべり込んできました。鉄道好きには、先日の福山の宿舎以上の絶景です。天気も悪いので、外には出ず、この部屋でゆっくり過ごして、明日以降に備えたいと思います。

今日は、羽田を10時30分発の飛行機に乗り、昼頃に高松に到着しました。
今日の練習は、休みです。このように、移動があって、練習がない日のことを、私たちは「移動休み」と呼んでいます。
高松到着後は、本屋に行ったり、きれいに整備された、高松港の周りを散歩したりして過ごしました。
心配された花粉症も、今のところは大丈夫だと思います。アスファルトが多い都市部では、花粉が地面に吸着することなく、舞い続けるので、症状が悪化すると聞いたことがありますが、どうやら本当のようです。花粉症の私にとって、この時期の、世界有数の大都市・東京は、少々危険な場所だったようです。
さて、話は変わりますが、ブログに寄せられた、コメントの中に、市民球場で、イニング間にオーロラビジョンに表示される、時間表示についての質問がありました。ご存知の方もいるかも知れませんが、説明します。
計測は、前の回のスリーアウトが宣告された瞬間に開始され、攻守交代後、投手が、マウンドで練習の5球目(規定で球数は5までと決まっています。)を投げるまでの時間を表示しています。
全ては、試合のスピードアップの為です。
キャンプ後、突然、通達が来ました。私たち、中継ぎ投手にとって、いちばん影響があるところでは、「イニングの頭から、交代して出場する投手は、前の回が終了してから、2分30秒以内に、規定の5球目を投げ終えること。」という項目です。しかも、もし2分30秒を過ぎてしまった場合は、その場で審判から、「ラスト1球!」と宣告されることになっているので、最悪の場合、練習が1球だけになることも有り得るわけです。これは、一大事です。試合の後半に登場すると、マウンド上の、踏み出し足の着地点は、それ以前に投げた投手のステップによって削られた穴だらけです。もちろん、投手によってそれぞれ、ステップの幅も、方向性も違うので、練習の5球は、踏み出し足が、しっかり機能するように、自分の着地点の確認、修復をする為に、絶対欠かすことのできないものなのです。マウンドに上がってからの5球は、単に肩慣らしではなく、様々な確認作業にも使われるものであり、特に1球目から、自分の全てを出す
ことを要求される、中継ぎ、抑えの投手にとっては、準備の5球から勝負が始まっているといっても過言ではありません。
それだけに、今回の通達には、多少反発があったのも事実です。しかし、いざやってみると、急げば、十分に間に合う時間設定であることも分かりました。ただ、ブルペンがグランド内にあり、すぐに出ていける神宮と、リリーフカーを使って出ていく、市民球場や甲子園などを、同じ時間設定で括ってしまうのは、少し乱暴ではないかとも感じます。
何はともあれ、試合のスピードアップは、ファンの方々が望んでいる以上、現場の人間は出来る限りの努力をしていく必要があります。
最近、見ていると、ブルペンから試合に、出ていく際のルーティン(注・決まった手順、動作。毎回、同じ手順を踏んでいくことで、安心感、今日もいける!といった自信を得ることができる。ブルペンから出るときが、いちばん緊張感が高まる瞬間なので、何らかのルーティンを持って、心の支えにしている投手が多い。)をカットしてまで、時間短縮に努力している姿を見かけます。
まだ、このルールに関しては、試用期間なので、多少の変更は出てくる可能性がありますが、こういった努力が、野球の人気向上に少しでも繋がってくれることを願っています。

今日は、神宮で、ヤクルトとのオープン戦が行われましたが、登板はありませんでした。
リニューアルされた、神宮球場の人工芝は、とても長くて、実際に守った内野手に聞くと、「ゴロは、打球が弱くなるので、足を使って打球に対して攻めていけるので、守りやすい。昨年までの、短い人工芝は、打球がスリップしてくるような感じで、体がボールに押し込まれるので、素早く送球する体勢になるのが難しかった。」と、内野手らしい表現で新旧の人工芝を比較してくれました。
内野手が守りやすいということは、投手にとっては、歓迎すべきことでしょう。ただし、バントをしてきたときは、打球が転がらないので要注意です。
広がったと言われる両翼に関しては、それほど変化を感じませんでした。恐らく、ホームから、バックスクリーンまでの距離が変わってないのと、右中間と左中間のふくらみが少ないので、そのように感じるのでしょう。
鮮やかに変身したのは、スコアボード、オーロラビジョン。選手の名前も、スコアも、映像も鮮明に表示され、とても見やすいです。ただ、昨年までは、試合に出場している全選手の、打率、本塁打数が表示されていて、これが投手の間では、好評だったのですが、今年からはないので、少し残念です。
神宮球場は、大学のときからプレーしていたこともあり、とても好きな球場です。独特のリズムの場内アナウンス、広告の少ないすっきりとしたスタンド、何ともいえない雰囲気がそこにはあります。リニューアルした今でも、その魅力は不変です。
そして、いちばん気に入っているのは、ブルペンが外にあること。中継ぎ投手にとって、試合の雰囲気を肌で感じながら、準備したほうが、登板しやすいのはもちろんですが(中には、静かなところを好む人もいます。)、外にいることによって、カープファンの方々の、熱い声援に直に触れることが出来るのがいちばん嬉しい。いつも、スタンド下の、閉鎖的な空間で待機する、私たちにとっては、とても貴重な時間なのです。
特に、神宮は、ホームグランドと間違うくらい、カープファンの方々が多く、しかも、その声援は熱く、温かい。
今日も、月曜日のデーゲームにも関わらず、相手チームを圧倒する多くの方々が、声援を送ってくださいました。
9回の、アレックスの打席。レフトスタンドからは、声を揃えてのアレックスコール。今日いちばんの迫力に、ブルペンにいた投手からも、「おー!すごいね。」と感嘆の声が上がるほどでした。その直後です。大声援に応えるように、アレックスは、見事な同点アーチをそのレフトスタンドに放ちました。これは、偶然には思えませんでした。とても感動しました。
試合は、そのまま、2対2で終了しました。相変わらず好調の投手陣。打線は、初顔合わせの外国人投手に、やや苦戦していましたが、この時期に対戦して、今後に向けて良い情報収集が出来たのではないか、と思います。
明日は、高松への移動日。くしゃみ、鼻水、目のかゆさ共に、今年最大だった花粉症の症状が、今日だけのものであることを祈りつつ、明日を迎えたいと思います。

今日は、オリックスとのオープン戦が行われ、1イニングを投げました。
結果は、村松、ラロッカ、ローズに対して、それぞれ、一ゴロ、遊ゴロ、三振で無失点でした。今日は、課題の左打者へのシュートも、狙い通り決まりましたし、スライダー、フォークもキレていました。
今日投じた10球は、全て、捕手と私が意図したところに投げることができました。キャンプ中から、ずっとこだわってきた、精度という面では、今日は、満足のいくものだったと思います。
今日のような、抑え方はとても、自信になります。
このような内容のある登板を続けて、投球スタイルを確立していきたいと思います。
試合は、3対0で勝ちました。チーム全体に、いい緊張感と、そこから生まれる集中力を感じます。
広島を出た新幹線は、もうすぐ名古屋です。明日、神宮で行われる、オープン戦に備え、新幹線で東京へ移動中です。
そういえば、大学時代から、戦い続けた神宮球場が、改装されました。人工芝が張り替えられ、両翼も広くなったと聞いています。明日、リニューアルされた神宮球場に、足を踏み入れるのが楽しみです。

今日は、福山で、オリックスとのオープン戦が行われました。
今までの試合では、中継ぎ陣に対して、試合前、もしくは、試合の中盤までには、登板の有無や、何回から投げるのかを、ある程度、コーチが告げてくれたので、それに合わせて、ゆとりを持って準備をしていました。しかし、今日からは、シーズン中と同じように、試合展開に合わせて登板が決まる、実戦モードに切り替わったので、いつ投げるのかは、全く分かりません。準備に掛ける時間も、今までの半分くらいにしていく必要があります。監督が、マーティーになってからは、基本的に指示があるまでは、ボールを握らないので(長いシーズンを見越して、ブルペンでの無駄な球数を、極力少なくして、肩や肘などの負担を軽減するための方策)、展開を見ながら、出番を予測して、走ったり、体操をするなどして、連絡が来たらすぐにキャッチボールを始められるところまで、体を温めます。
予測という意味では、今日は、完全に外れました。実は、昨日、私は紅白戦に登板予定でしたが、雨の影響などがあり、登板が流れました。従って、今日は、絶対投げるだろうと思っていました。実際、相手打線に左打者も多かったので、何度もダッシュなどをして、体を温めましたが、結局、最後まで指名はありませんでした。
残念ではありましたが、よくあることです。それより、シーズン中と同様に、緊張感を保ちながら、試合展開を読み、必要と感じたら準備を繰り返した、今日の試合も、私にとっては、今後に向け意味のあるものでした。
試合は、5対1で勝ちました。相手の若い投手の立ち上がりと、制球難に付け込んだ攻撃陣と、要所を締めた投手陣。そして、いい守備も目立った試合でした。
福山を出たバスは、もうすぐ市民球場に着きます。球場に着いたら、明日以降のために、体のケアをして、ゆっくり風呂に入ってから、帰りたいと思います。



明日のオープン戦に備え、福山に来ました。添付した写真は、宿舎の窓からの景色です。目の前に、福山城が広がり、なかなかいい感じです。
そして、福山城の手前は、JRの福山駅。窓からは、走りゆく新幹線を眺めることができます。これは、鉄道好きの私には、いい環境です。
そういえば、鉄道好きを公言したのは、初めてかも知れません。
鉄道関連の何かを収集したり、写真を撮ったりしているわけではありませんが、プロ野球選手を目指すようになる前の夢は、「電車の運転手になること」で、出来たら「中央線の特別快速(当時)を運転したい」と、なかなか具体的な目標設定をしていたことを、思い出します。
小学生の頃は、祖父の会社が、東京・三鷹駅の目の前にあったので、よく遊びに行き、一日中、そこで電車を眺めていました。
鉄道の何がいいのか?理解できない方もいると思います。私の場合は、まず車輌自体の格好良さ。これが、第一。そして、次に、今、目の前にある電車が、数時間後には、遥か遠くの場所に到着していることを想像すると、何とも言えないロマンを感じる点が、私にとっての鉄道の魅力です。
今も、福山駅を通過した、「N700系のぞみ」を見て、「約4時間後には東京か。」と想像して、オフに家族と出掛け、息子が大喜びした東京タワーでの出来事を思い出していました。
読んでいて、広池は変わった奴だなぁ、と感じている方が、多いと思います。私自身も、書いていて、もしかして、ちょっと変わってるかも!?と感じています。
子供の頃の鉄道好きは、住む世界の広がりと共に、やがて、より遠くの世界へ人を運ぶ、飛行機好きへと変化していきます。
今ここにある飛行機が、数時間後には、行ったこともないような、遠く離れた海外の都市に飛んでいくことを、想像すると、胸が高鳴ります。そもそも、空港自体に、普段の現実から少し離れた、華やかな雰囲気があり、とても好きでした。
これが、大学卒業後、ドラフト指名されず、野球を諦めたとき、全日空に就職した理由です。入社に際する面接で、「子供の頃から今まで、大好きな野球があったから、頑張ってこれました。従って、これからも野球の次に好きな、飛行機のそばにいれば、今までのように頑張っていけると感じたので、志望しました!」とずいぶんストレートな志望動機を述べたのを思い出します。
今日は、少し長くなりました。送信前に、外を見たら、夜になり、福山城が、ライトアップされています。なかなか幻想的です。
駅のほうからは、電車の走る音や、発車ベルが聞こえてきます。私にとっては、心地よい響きです。
明日からは、オープン戦が続きます。自らの課題克服に、全力を尽くしたいと思います。

昨日の激励会で、諸先輩方から、「自信を持って投げろ!」と激励の言葉を頂きました。とても有り難いことです。
それでは、どうしたら、自信を持ってマウンドに上がることができるのか。今日は、少し考えてみたいと思います。
(1)自分は、出来る限りの努力(練習)をしてきた、という自信を持っている。
(2)困ったとき(カウントが悪いとき)に、頼りになる球(球種)が、2つはある。
(3)普段通り投げれば、抑えられるという成功体験があること。
などが挙げられると思います。つまり、何もないところからは、自信は生まれないわけであり、普段の努力や、技術的な裏付けがあって、初めて自信を持つことが、可能になるという、至極当然の結論に達しました。
それ以外にも、
(4)ブルペンでの調子が、そのままマウンドでの結果に結び付かないことを知っていること。
(5)相手のいることなので、結果を考えても仕方ない。それより、自分が出来ること(ボールをリリースするまで)に集中すること。
などの要素も、重要で、これらを心得ている投手は、とても落ち着いて見えるし、自信に満ちているように見えます。
また、少し視点が変わりますが、投手の背中を見て守っている、野手との関わりで考えた場合、
(7)負の感情(首を傾げたり、マウンドの土を蹴ったりすること)は表に出さない。
(8)審判の判定には抗議したり、不服そうな態度はとらない。→抗議は監督の仕事
これも、重要です。投手は影響力の大きなポジションです。マウンド上での、ひたむきな態度は、野手への信頼に繋がり、そして信頼されることが、自分自身の自信へと繋がります。
ざっと、考えただけでも、「自信」に繋がる様々な要素が出てきました。
実力伯仲のプロの世界。最後に勝負を決めるのは、「自信に裏付けされた精神力」と言っても過言ではないでしょう。
書いていて、私自身、足りない部分があることにも、気付かされました。本当に、自信を持ってマウンドに上がるために、今後も努力を重ねていきたいと思います。

今日は紅白戦が行われ、2イニングを投げました。結果は被安打1、奪三振1の無失点でした。
全体的な内容は良かったと思いますが、初球の入りがうまくいかず、対戦した7人の打者のうち5人に対してボール球から入る形になってしまいました。
初球の入り方というのは、考え方によってはいちばん難しい部分がありますが、基本的にはストライクで入るのが理想です。よく「外国人打者や強打者の初球は慎重に。ボールで入って様子を見ろ。」という言葉を聞きますが、結局勝負するためにはいつかはストライクを投げる必要があるわけで、それならボールから入りカウントを悪くしてから投げるより、初球から自信のある球でストライク勝負に出たほうが良い、という考え方もあります。監督であるマーティーの考え方もそうであると思います。もちろん状況によっては例外もありますが、今日私が投げた場面では、もっと初球からストライクで攻めてよかったと思います。ここは反省点です。ただ、どの球もある程度コントロールされていて、ボールにはなりましたが配球的には意味のある球となっていたのが救いでした。
夜は、広島に住む、母校立教大学のOBの方々が中心になって企画して下さった、激励会がありました。134名もの方々にお集まりいただき、有り難いお心づかいと激励の言葉をいただきました。また東京や名古屋、大分の湯布院をはじめ遠方からも参加して下さった、私を応援して下さる皆様。本当にありがとうございました。皆様のご期待に応えられるように、精一杯努力を重ねて参りますので、今後とも応援よろしくお願いします。

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2008年3月12日 広池浩司激励会にて。
林正夫 広島県議会議長と固く握手。
林議長は立教OBでもあります。
<写真提供:デイリースポーツ

先月の、27日以来の久々の休日です。
昨日から、急に暖かくなってきたので、午前中は家族と近くの公園に出掛けました。1歳になったばかりの娘が、転んでも何度も立ち上がって、必死に歩こうとする姿を見て、とても感心した反面、3歳の息子のほうは、少し走り回ると、疲れて弱音を吐いていました。まあ、まだ3歳なので、今から余り厳しくすると、体を動かすことが嫌いになる恐れがあるので、黙っていますが、もう少し成長したら、厳しく鍛え上げようと思います。体力は何をするにも必要ですからね。
今日は、ゆっくり休み、体の疲れもとれました。明日からは、また全力で野球に打ち込み、開幕までに、やり残したことがないように、仕上げていきたいと思います。

久々にやってきました。今日は、「追い込む日」です。今日の紅白戦は、登板予定なし。それに、明日は休みなので、体を鍛え上げるには、日程的に最高です。
アップ、キャッチボールの後、ブルペンに入り、40球投げた後、個人ノックを50本。ライトポールとレフトポールの間を、フェンス沿いに16本走った後、体幹トレーニング。再び、キャッチボールでフォームをチェックした後、体のバランスを強化するトレーニング。さらに、「むさし」のおむすび入りの弁当(広島では結構有名な弁当です。ちなみに、市民球場での練習日には、2日に1回くらいの割合で「むさし」の弁当が出てきます。)を食べた後、上半身のウエイトトレーニング。最後は、市民球場の2階席の階段を利用して、20分間走をして練習を終えました。
投げることも、走ることも、そして、様々なトレーニングにより、体を鍛えることも出来たので、今日は、とても大きな達成感があります。この時期は、実戦感覚を磨くことが最も重要ですが、長いシーズンを乗り越えるためには、実戦から離れ、体力面の強化をする、今日のような練習もまた必要です。特に、いつでも、どこでも投げられる、体の強さをひとつの武器にしている私にとっては、欠かすことができないのです。
練習後は、球場の隣にあるホテルで行われた、県や市、商工会議所などが主催する、「カープ激励の集い」に出席しました。
代表者の挨拶で、必ず出てくるのは、「市民球場のラストイヤーを、いい形で締めくくってほしい。」という言葉。数々の名勝負、名場面の舞台となった、市民球場。その伝統ある球場の最後を、華々しいものにしたいと思っているのは、選手も同じです。この大切な年に、現役の選手として戦うことに、強い責任感を持って野球に打ち込みたいと思います。

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現広島市民球場も今年で最後。
練習を兼ねて隅々までチェック。
<写真提供:デイリースポーツ

今日は、市民球場で、9時から練習した後、尾道で行われた、ソフトバンク戦に帯同しましたが、登板はありませんでした。
試合は、6対1で勝ち、ソフトバンクに2連勝です。今日も、カープの打撃陣の少ないチャンスを生かす、集中力と、投手陣の低めへの丁寧なピッチングが、光った試合でした。
この2日間の試合を観ていて感じるのは、両チームの1球に対する集中力の違いです。投手も含めた、ほぼ全ポジションで繰り広げられている、競争が、チームにいい影響を与えているのは、間違いありません。
一方の、ソフトバンク。先発は、注目のルーキー大場投手。とにかくよく腕が振れるという印象を受けました。今日は、ボール球が多く、四球か三振か、といった荒れた内容でしたが、打席に立った打者に聞くと、やはり、ストレートもスライダーも素晴らしいキレがあると言っていました。
「腕が振れること」。これは、投手にとって非常に大切なことです。ただ、ここが難しいところで、腕は強く振ろうと思っただけで、振れるものではありません。正確には、腕は「振られるもの」なのです。
足を上げて、目標に向けて踏み出す。そして、開きを抑えながら上体を前に持っていく。この際、上半身、特にボールを持っている腕は、極力リラックスする。そして、ここまで出来れば、あとは、腰の回転に合わせて、腕が「振られる」のを待つだけ。言葉にすると簡単ですが、リリースするまでに、少しでも間違った動作が入ると、全体のバランスは崩れ、腕はうまく「振られて」くれません。
プロの投手は、これをキャッチボールや春先のブルペンで確認し、良い動作を繰り返すことで、フォームを固めます。
毎日のキャッチボールでは、どこに投げるかというより、自分の理想の腕の振りを求めて、ボールを投げます。逆にいえば、しっかり腕が「振られる」状態であれば、ボールは自然と相手の胸の辺りのグラブに吸い込まれますし、ブルペンに入ってもいいボールが投げられることは、約束されたようなものです。
それだけに、投手がキャッチボールを大切にし、時間を掛けるのも、分かっていただけると思います。
少し長くなってしまいました。間もなく、尾道を出たバスは、広島市内に到着します。
せっかく、尾道まで行ったのですから、本音を言えば、投げたかったですが、オープン戦は、お金を払って野球を観て下さるお客さんを迎える、大切な興行です。もしものことがあって、投手がいないのでここで打ち切りです。というわけにはいきません。そうなると、必ず控えの投手が数人必要です。これも、中継ぎ陣の大切な仕事。誇りを持っています。

今日も、新幹線の中です。博多から広島に戻る途中です。
今日は、ソフトバンクとのオープン戦が行われましたが、私は、登板しませんでした。
ただ、継投の中で、大きな誤算がない限り、今日は、登板がないことが、あらかじめ予測できたので、試合前に、走り込みと、遠投、守備練習、体幹トレーニングを行い、しっかり汗を流すことができました。
話は変わりますが、福岡はいろいろ美味しいものがありますが、やはり私にとっては、「博多ラーメン」。これは、外せません。昨日は、広島の自宅でしっかりと夕食を摂ってから、移動したのに、博多駅に着いた瞬間、すぐ近くにある有名店「一蘭」に、ほぼ無意識に向かっていましたし、先ほども同じ店で食べてから、新幹線に乗り込みました。 まさに、ラーメンに始まり、ラーメンに終わる。といった感じの福岡遠征でした。
そんな私に対して、永川が、「広池さん、福岡にラーメン食べに来ただけじゃないですか!さすが、ラーメン王子!」と、恒例の失礼な一言。
まあ、何を言われようと、私にとっては、今日も意味のある一日でした。しっかり練習が出来ましたし、3万人以上を集めた、ヤフードームの熱気が、開幕が近づいていることを、感じさせてくれて、一層気合いが入りました。
明日以降も、気持ちの入った練習、意味のある登板を重ねていきたいと思います。

今、新幹線の中です。明日のヤフードームでの試合に備え、福岡へ移動中です。
今日は、紅白戦に登板し、1イニングを投げました。結果は、被安打1の無失点。奪三振2でした。
今日は、1死無走者から、左打者の前田さんとの対戦がありました。
初球は、最近の打席の傾向から、振ってこないと思ったので、真ん中低めのストレートでストライク。
2球目。今度は振ってくるところなので、迷わず、今磨いている、シュートをインコースへ。これがいいところに決まりファール。2ストライク。ここまでは、思惑通り。
3球目は、的を絞らせないために、シュートとは、逆方向に曲がるスライダーを、外低めへ。しかし、このカウントで打たれたら勿体ない、という気持ちが強すぎて、狙いより外に大きく外れて、カウント2-1。
4球目は勝負球。捕手の倉は、フォークを選択。投球は、狙い通りに、真ん中低めのゾーンへ。バットが出かかりましたが、判定はノースイングで、ボール。カウント2-2。
5球目は、スライダー。やや高めに入ったため、バットのヘッドで拾われて、ライト前ヒット。
このように、振り返ると、途中まで非常に優位に立って、勝負を進めていたのに、結果的にその優位性を生かせずに、ヒットを打たれていることが、分かります。問題点はどこにあったのでしょうか?
まず、ひとつ目は、カウント2-0からのボールが、大きく外れ過ぎてしまい、無意味な球になったことです。このカウントなので、ストライクゾーンに投げる必要はありませんが、打者に何らかの意識づけをさせる球でなくては、投げる意味がありません。それどころか、このカウントでの、大きく外した球は、2球で追い込まれて、少なからず焦りがある打者に、ゆとりと考える間を与えてしまうのです。
ふたつ目は、2-2からのスライダーを投げる前の考え方です。私は、「2球目にシュートを見せているので、逆に曲がるスライダーなら、少し甘めでも大丈夫。」と考えてしまいました。もちろん、こう考えた背景には、「カウントを2-3にしたくない。」という考えがあったのも事実です。
打たれた球は、調整段階とはいえ、前田さんクラスの打者が、見逃してくれる球ではありませんでした。後続の梵、アレックスから、いい形で三振を奪い、無失点でしたが、やはり左打者に打たれたことに、悔しさが残ります。
ここからは、完全に結果論ですが、せっかくの左打者との対戦だったのですから、もっと、今、試しているシュートを多投しておけば、よかったと思っています。打たれるにしても、そのほうが、悔いは残らなかったと思うし、私にとっても得るものがあったはずです。
以上のように、ピッチャーは試合を振り返ります。しかも、思い出すのは、打たれた場面ばかり。
次に同じような場面に出くわしたら、今度は、ここでの反省をもとに、行動する。そうすれば、今日の失敗も、悔しい思いも、意味のあるものとなります。
今日は、ずいぶん専門的な話になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
間もなく、博多に到着しますので、この辺で。

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広島市民球場1塁側ベンチにて
<写真提供:デイリースポーツ

少し前までは、私がブログを始めるとは、思ってもいませんでした。
それが、今では、更新することに、楽しさを感じるまでになりました。
このブログを始めるきっかけは、大学の先輩からの勧めでした。当初、私は、野球に集中したいとか、野球選手はいいときばかりじゃないから、といった理由で、乗り気ではありませんでした。しかし、先輩の言葉を聞くにつれ、徐々に気持ちが変わってきました。そして、何か、新しいことにチャレンジして、自分を変えていこう!という気持ちになったとき、このような場所を持つことを決意しました。
更新は、今のところ毎日出来ています。キャンプ中は、時間的な余裕があったので、ゆっくり時間をかけて文章を考えていましたが、今は、移動中などを使って、少しずつ文章を考えて、最後に始めから読み返して、間違いがないかチェックして、送信するようにしています。更新は全て携帯電話で行っています。普通にメールを打つのと、同じ要領です。特に、チェック機能があるわけではないので、誤字、脱字があるかも知れませんが、野球選手がやることなので、ご容赦下さい。
先ほど、少し触れましたが、野球選手はいいときばかりではありません。時には、誰とも顔を合わせたくないくらい、落ち込む日もあります。そんな時に、私は、皆さんに言葉を発信出来るのか。これに関しては、今の段階では分かりません。
でも、ひとつはっきりしていることがあります。それは、このブログを書くことが、野球にも、プラスになっているということです。入団以来ずっとつけている日記と同様、その日を振り返り、検証するという作業は、何もせずに次の日を迎えるよりも、数段、次の一日を有意義なものにしてくれると信じています。
また、ブログの場合は、皆さんに読んでいただくわけですから、書いたことに対する、責任も生じます。プレッシャーもありますが、今のところ、それを力に変えて野球をすることが出来ています。
基本的には、これからも、毎日更新したい気持ちはあります。ほんの一言の日があってもいいから、続けたい。そう思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

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広島市民球場での練習風景の一コマ
<写真提供:デイリースポーツ

今日は、大阪遠征に帯同せず、広島に残り、大野練習場で練習をしました。
球数は少なかったですが、昨日、2回を投げたので、ブルペンには入らず、キャッチボール、ノック、インターバル走などで汗を流しました。
ところで、昨日の夜、海の向こうの黒田から、電話がかかってきました。「ナイターで先発予定だけど、キャンプで早起きの習慣がついてしまい、もう寝れないから、暇だから電話した。」と言っていました。ちなみに、その時の現地時間は、朝7時くらいでした。
話しをしていて、いつも感じるのは、カープのことをとても気にかけているという点。昨日、電話をかけてきた時点で、既に巨人戦のオープン戦の試合結果を知っていましたし(一体、何時に起きているんだ!?)、話しの内容の8割以上は、カープについて。「大竹はどうしてる?ルイスはどう?永川は?長谷川は?外野手のスタメンは?」などなど。また、私が、久しぶりに大野練習場へ行くことを告げると、「あー、大野の昼飯食べたい!」(注・大野寮の食事はとてもおいしく、選手の間で非常に好評です。)と、遠く離れた広島に、思いをはせる場面もありました。
まあ、全体的には、とても元気そうでした。そして、余りにも早起きをしていたので、投げるときに、眠くならないか心配していた、その日のナイターでの登板も、何とか無失点で切り抜けたようで、良かったです。
私も、異国の地で奮闘する黒田に負けないように、努力していきたいと思います。
最後になってしまいましたが、昨日の試合で、一塁へベースカバーへ走った際に、ぬかるみに足を滑らせ転倒した場面を見た方々から、体の状態を心配するメールを多くいただきました。体は、全く問題ありません。ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
ただ、派手な転びっぷりを見ていた、永川に、「ズッコケ王子」と命名されてしまいました。この汚名を返上するためにも、今後、どんなぬかるみにも耐えうる、強靭かつ柔軟性のある足腰を作り上げていきたいと思います。